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花火大会


7月4日は、Independence Dayです。
アメリカではこの日を各地で盛大に祝うわけですが、Madisonは土地柄、私のような外国人が見ていてうんざりするほどの騒ぎ方、というわけではなく、めでたいけど節度ある祝い方、といった感じでした。

さて、実は1日の土曜日に、年で一番大きな花火大会がありまして、それを間近で見ようと車を出したのですが、生憎この周辺の夏の脅威トルネード警報が出て、イベントは延期になりました。我々は中止と思い込み、翌日に行われた花火を見逃して、がっかりしていたところ、Independence Dayにも家のすぐ近くで花火があがる、と友人からお誘いが。

勿論、お弁当持って駆けつけました。
場所はゴルフ場(よくゴルフ場が許したな、と思うんですが…アメリカ人大らかだから? それともIndependence Dayだから?)、ティーショット用のグリーンの斜面にめいめいブランケットを敷いて、隣では市民ブラスバンドがミュージカルナンバーを演奏する中日の入り待ち。打ち上げ地点は100m先くらいで、打ち上げ地点が目の前に見えてます…日本の花火だったら、こんな近くで上がったら爆音がうるさくてたまらないでしょうが。

この日は、マンドータ湖を取り囲むように、数カ所で花火が打ち上がりました。見てくれはまあ、日本の花火と比べるとかなり単純と言わざるを得ないけど、こんなに近くで見られて、なおかつ人混みに悩まされなくていいというのは大変気分のいいものです。親子、ジジババ、大学生、いろんな世代の人間が集まってのんびり花火を見ている、いかにもMadisonらしいイベントでした。

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これ、目の前100メートルくらいで上がってます!
花火大会_f0064866_13502725.jpg

私の好きなしだれも少し。。でも殆どはディズニーランドで上がる花火みたいなやつでした(^^;)
日本の花火との一番の違いは、花びらの数かも知れません。たくさんを一度に上げることを想定して作られているようです。

こちらに来て素晴らしいと思うのは、家族で参加できる無料イベントの豊富さです。冬が長いので余計に夏に爆発するのかもしれないけど、夏はとにかくブランケットとランチボックスを持って…という機会がふんだんにあります。実は、日本にだって探せばあるんだろうけど、そこまで電車で行って、行っても人がぎゅうぎゅうで…と思うと外に出る気力がなくなっちゃう。子供をつれているご両親なんて、そんな所に子供を連れて行ったら疲れ切ってしまう。

Madisonでは、町の小ささも手伝って、そこまで親が疲れなくてもいいような状況になっていると思います。
この花火大会も、日本人の発想なら、大きな会場を確保して数カ所で上げる花火を一カ所に集めて、できるだけ大きなイベントに、という思想になると思うんですよ。
でも、各地で上げることで、あまり広範囲に動けないお年寄りや、小さな子供連れのファミリーにも参加しやすい雰囲気になってる。職場の上司の一人が、「子供を育てるには最適の場所だからこのグループに参加した」と言っていたけど、本当にそうだな、と思いました。

日本では地域の小さなお祭りに人が集まらず、大イベントに総決算とばかりに押し掛ける傾向が顕著になって久しいですが、そういうのって民族性もあるのかな。
by lily_lila | 2006-07-04 23:36 | 渡米生活...イベント

渡米生活日々の備忘録。


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