さて、やっとこさ仕事が一段落したので、金曜日はかねてから予定していた音楽巡りをやりました。
出発前に、昨日行ったムフタール通りの近くの朝市へ。





ああもうこんな活きの良い魚達みたのどんだけ久しぶりだろう(涙)
長期滞在なら、是非こういう魚を買って調理したかったけど、一人で魚1匹まるごとはなあ…。。


画面に映ってるチーズ、全体の売り場の1/4です(笑)


この匂いに抗えず、つい買ってしもうた(しかしこれはドイツ料理……)
初めて使ったよ、" je voudrais~ " の表現!!
(しかし、結局、そのあとソーセージの単語が分からなくて指差して終わり(笑) へぼっ!!)
そのあと、イチゴを買う時は、ちゃんと " Je voudrais fraise” って言えましたが。
(え、イチゴが複数形になってない? 冠詞がない? ……そのへんは勘弁して(苦笑))

帰りに寄ったパン屋さん。マカロン売ってる〜!
(でも結局買ったのは小さなクロワッサン1つだけ)
だって、超貧乏旅行なのだ、今回は。。。パリの滞在費は出張費に含まれないからな〜。
で、町中で、けっこうこういうのを見るのだけど……

これのウラはこうなっています(笑)

これがまた、いい匂いなんだよね(TT)
一人では食い切れんから、手がでなかったが……。
で、この先は、また地下鉄に乗って…(地下通ってないけど)


Porte de Pantin駅で下車。
下りたら、すぐにバイオリン抱えたお姉さんに遭遇。

そう、見にきたのは、パリ音楽院です……(笑)
貴重な唯一仕事フリーの休日を使って、こんなところに来るとは、自分も相当オタクだな、と我ながら苦笑。
(いや、別にのだめオタクではない)

もっとなんか、歴史ある建物をイメージしていたのだけど、パリ音楽院(正式名称はパリ国立高等音楽・舞踊学校)って結構モダンな建物なんですね。
考えてみたら、防音設備とか考えたら、そりゃ新しい建物の方が良いに決まっているか。
パリ音楽院には、入学に年齢制限があります。そのせいかもだけど、学生さんがみんな若い……。
ここに入るには、ホントに若い十代の頃に、色々やりたいこと我慢して必死に楽器の練習をやるしかないんだなーと思うと感慨深いです。
だって、若い頃って、なんでも将来やれそうな気がするじゃないですか。
でも、本当は若者が思っているほど、将来の可能性は広くない、というか、あの時期にサボったらサボっただけの未来しか開けない。どんなに今自分がリストとかショパンとかバラバラ弾きたいと思ったって、今からじゃもうどう頑張っても遅い、、(笑)。
大人になってから頑張って間に合うことと、間に合わないことがある。
そういう意味で、最近は、若い人に「未来は明るい、可能性がいっぱいある」みたいな事しか言わないけど、本当は「そんなに大人が宣伝するほど広くはない、今必死に頑張らないとね」というメッセージもちゃんと伝えた方がいいと思うんだよね。
日本にいると、あまり階級(クラス)ということを意識しないけれど、アメリカでも、ヨーロッパでも、厳然としたクラスの壁があって、そこを超えて上に行きたかったら、十代の頃に必死に頑張るしかないわけです。
いや、頑張れる環境がある子はまだマシかも。本人頑張りたくてもどうにもならない現実もある。
アメリカの子供も、ヨーロッパの子供も、それをちゃんと知っている、と思う。
(勿論、気にしないで親と同じクラスでいいや、って子も多分いると思うけど。)

ちなみに、すぐ裏手は、管楽器屋さんでした。

うさぎポスター(笑) つい激写。

隣は、こんな感じの広い広場と展示場(?) みたいな感じ。
そのまたとなりは、演奏会ホールみたいな感じでした。

で、この建物の中に、楽器博物館があります。
レセプションみたいなところでチケットを買って入ります。
これが、ちょっと面白かった!

こんなクラウザンとか

ポジティーフオルガンとか

へんな形の笛とか

この鍵盤数で何弾くの??





不思議な管楽器たち


これ、音はトランペットみたいな音がする楽器です。高さ2メートル。名前もほにゃららトランペット、って感じだった。

手が何本いるのかしら、、、

この超スリムなバイオリン、どうやって演奏するの??


へんな弦楽器


表バイオリン、裏ヴィオラ?! どうやって演奏するの?!

きわめつけ。。
となりのピアノ、ミニチュアじゃありませんよ〜!
巨大なコントラバス。

オクトバス、じゃなくて、オクトバス、だって。。


当然指板は指でなんかおさえられないから、このレバーで抑えるんでしょうね。
長くなったので、続きは次のエントリーで。
>> 「パリ旅行記6 〜 音楽な一日その2、サクレクールとドゥダメル+フランス放送フィル」へ