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e-file 確定申告2008(連邦税、州税)

さて、また今年もやって参りました、確定申告!
(去年のエントリはこちら。J1の2年非課税ルール等にちょこっとだけ触れています)

今年はもうアメリカに来て4年目、Resident Alienも2回目なので、またお手軽にオンライン申請ソフトに任せよう、と思っていたある日、テレビでオンラインTax申請サイトのコマーシャルが。そしたらなんと、

Federal taxはフリー、State Taxも13.95ドルだというじゃないですか!!

ちょっとまってよ!! 去年はたしか30ドル近く払ったぞ!!!
で、早速いってみました。

https://www.taxact.com/




結論を言うと、去年使ったところよりずっとよかった。webの作りもまともだし(去年のはなんかとても素人臭かった……loginすると特に)、第一、ちゃんとState Taxの申請にはこれだけお金がかかるよ、とトップページに書いてある!(笑)
去年のエントリにも書きましたが、アメリカではそういう大事なことをわざと書かないホームページが多いのですよ!!
日本だったら詐欺だと叩かれて行政指導が入りそうなところですが。
しかし、そういうことをきちんと書いてあるページの方が一般に信頼できる、というのはここアメリカでも同じです。

さて、TaxAct、実際に使ってみました。
収入源が給与所得(源泉所得)のみなら、雇用主から送られてきたForm W-2、あとは銀行から送られてきた1099-INT(利子収入への課税)が手元にあれば、質問に答えるだけでOKだと思います。
(まあ、そのレベルなら自分で書ける、という話もあるけど、、、)
家を買ってそのローンがあるとか、医療費とかの控除も、全部質問してくれますので答えていけばOK。
去年より訊かれる質問が多かったですが、その分控除が可能な人にはより有利になると思います。
まあ、随所でDeluxe版にアップグレードしろと訊いて来るのが少々うるさいですが……
(10ドル払ってDeluxe版にアップグレードすると、なんか分からん税金用語とかの説明が出て来るようになる、ということみたいなんですが、私はアップグレードしませんでした。たしかにjargonはありますが、10ドル払ったところで我々日本人に分かる説明をしてくれるかどうか、ということになると、かなり怪しいと思ったからです。こういうのって、単語の難しさの問題じゃなくて、常識の問題なので。)

しかし、何より有り難かったのは、去年のほぼ半額の値段は勿論ですが、フォームをプリントさせてくれるところです。
Federal Taxの入力が終わった時点で表示された確認用pdfを保存してみました。残念ながら、見るのは出来ても印刷にはプロテクションがかかっていましたが、見れるだけでも大分違います(最後に申告形式を選んだ後でなら、プリントできます)。
去年使ったところは、結局きちんと書式にしたフォームをは見せてくれない仕様になっていたので、何処にどんな数字を書けばよいのかわからずしまいでした。
TaxActは、最後にプリントして送る方式とe-fileを選べるので、プリント画面を見れば自分が入力した数字が何処に書かれているかわかります。
これが実は初心者には大変有り難い! つまり、質問に正しく答えたかどうかを、この時点でチェックできるからです。
とにかく、質問の意味がわからなくても分からないなりに答えておいて、最後のFederal Taxの確認画面を見てから、Form 1040のInstructionをIRSからダウンロードして、自分が入力した数字の場所とinstructionの説明を照らし合わせます。TaxActの質問自体も、大体このInstructionの順番で訊かれていたようです。どの控除を使うかはよほどの達人でない限りソフトに任せた方がいいでしょうが、用語説明書としては、Instructionがベストだと思います。

さて、Federal Taxの確認が終わると、State taxの質問が始まります。質問に答えるだけならタダなので、とにかく質問に答えていくと、最後に申告を紙で送るか、電子申請にするか、Federal tax onlyかState taxも合わせて申告するかを訊かれます。
State taxは普通、殆どFederal Taxの数値をコピーするだけで済みますが、特別な控除やクレジットを使っている人はその扱いがFederal TaxとState Taxで違ったりして調整が必要になるみたいです。質問の内容も殆どはその調整に関するものでした(私はそんな面倒なことをしていないので全部すっとばしましたが)。
全部質問に答えたら、その時点でState Taxのフォームもできているはずなのですが、画面上部のprintをクリックしてその下にState Taxのフォームができていたかどうかは、確かめるのを忘れてしまった……(汗)
(まあ、多分できてなかったと思うけど。pdfができてたら、それを手で書き写して出してしまえばお金払わなくて済むもんね。でも、もしかしたら見れたかもしれないので、これから試す方は一度ご覧になってみては。)
ここで、頑にFederal tax only(タダ)とするか、面倒くさくなってState Taxも合わせて申告する(13.95ドル)かを選ぶことになります。私は、後者でした。まあ、間違った書類出して、リターンが遅れたり無用の疑いを招いてもあほらしいか、と思って。

しかし、書き方が分かっている人は、State Taxも州によってはタダでe-fileできます。
Wisconsin州の場合、

http://revenue.wi.gov/

へ行くと、電子申請の方法が書いてあります。州が提供しているだけあって、無料です。
ただし、電子申請といっても、FormにAdobe Acrobatで記入して送信するというもので、紙にプリントして送る手間が省ける、というだけで、質問に答えていったら勝手に書類を作成してくれる、というものではありません。
来年は頑張って試してみるか。

話をTaxActに戻して。
申請方法は勿論電子申請を選んだのですが、申請の前に、フォームをバックアップコピーとしてプリントするように勧めてきます。ここでプリントすれば、書式に整形された書類が手にはいります。これらの記録はアカウントに残るので、あとでログインしなおしても画面右上の「print」をクリックするともう一度プリントできます。
(ただし、プリントできるからといってIRSに送っては駄目ですよ!!電子申請を選んだら、紙のファイルは送ってはいけません)

申請後の経過ですが、Federal Taxの方は即日、Wisconsin Taxの方も翌日にはacceptされました。
というか、Federal Taxの方は申請したらもうacceptされた、って感じの速度でした。夜中だったのに。
書式に間違いがなくて、計算が間違ってなかったらacceptなのか??
まあ、私は結局1040EZで、credit とかitemize deductionとかなかったからなのかもしれませんが。
Acceptされた、という報告のメールもTaxActから送られてきます
詳細は、サイトにログインをして、statusをチェックすれば見られます。

とまあ、今年の申請はこんな感じでした。
返金は、acceptされてから10日後には口座に入金されるみたいです。
Returnはそっくりそのまま、Roth IRAに突っ込む予定です。まあ、アメリカもついに低金利時代に突入したので、IRAに入れる意味があるかといったら微妙ですが……口座においといたら、絶対何に使ったか分からんうちになくなる!!
(UW Credit Unionは大学がなくならない限り大丈夫そうだしね。。C●ty Bankとかは今ヤバそうだけど)
締め切りが4/15だから、なんとか間に合いそう。ほっ。。
by lily_lila | 2009-04-07 05:14 | 渡米生活...手続・契約・交渉

渡米生活日々の備忘録。


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