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渡米生活日々の備忘録。
by lily_lila
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<   2012年 07月 ( 1 )   > この月の画像一覧
パッヘルベルのカノン/保科アカデミー室内管弦楽団
久々に音楽ネタです。
保科アカデミー室内管弦楽団の2011年の演奏会から、パッヘルベルのカノンをどうぞ!
音量や迫力でなんとなく感動させちゃうカノンに飽きた方におすすめです(笑)
ちなみに、お聴きになる時は、是非良いヘッドホンかイヤホンをご利用になることをお勧めします。
そうすると、細かい表現のニュアンスがよく聞こえます。



カノンってあまりにも定番すぎ、編曲も多過ぎ、で、実はYouTubeで検索かけると一番に管弦楽版がヒットしちゃったりするんですが、本当はたった3本のバイオリンと通奏低音の曲です。
この編曲では、ヴィオラのピツィカートを加えてありますが、そう言う意味ではとてもオリジナルに近い編成です。

なにしろあまりに美しい旋律なので、人数揃えて大雑把な音量コントロールをするだけで、そこそこ聴けちゃう曲でもあります。巷のプロの演奏には、そういうのが結構あります。
最後に向かって音の洪水みたいになるのが、パッヘルベルのカノンの魅力だと思っている人には、ちょっと物足りないかもしれない。
でも、大編成モノは、迫力はあって良いのだけど、人が多くなればなるほど、細かいニュアンスの表現は難しくなるんです。

そういう意味で、この保科アカデミーの演奏は出色の出来だと思います。
3人が3人とも個性ある表現で、しかもきれいにまとまっている。
プロが演奏すると、個性がぶつかってまとまりを欠くことがかなりあるのですが、そういうこともなし。

大体、パッヘルベルのカノンって、おんなじ事を3回繰り返すわけですよ、3つのパートで。
人間、2回までは、楽しく聴ける。勿論、いい演奏家なら、それだって、2回目は同じことはしない。
だけど、3回繰り返されると、3回目は絶対飽きる。
よし、旋律がまわってきた! と思って、良い気になって弾いちゃうと、自分の番のときはもう3回目だから、「くどい!」となっちゃうわけです。
だから、実は2番目、3番目のパートが工夫の見せ所なわけですね。
全体として、どこを出して、どこを抑えるか、とか。
そういうところ、この演奏は非常にうまくやっていると思います。
これぞアカデミー!って感じ。

さて、その保科アカデミー室内管弦楽団ですが、今年は9/1に東京公演があります。
場所は晴海トリトンスクエア内の第一生命ホール。
前回のすみだトリフォニーでは、弦の音がうまく飛ばなくて大変苦労しましたが(あれは正直、演奏者に辛いホールですよ、フルオケのせて、音をプロ並みに揃えないと遠くまで音がとばない。)、第一生命は音響のいいホールなので、どこの席でも好演が期待できると思います。

チケットプレゼントもありますので、是非東京近辺の方はお越し下さい!

http://www.concertsquare.jp/blog/2012/2012071027.html


ところで、カノン、ホールといえば、チェコのスメタナホールがすごかったな。

RIMG0782
RIMG0794

めちゃくちゃ弦の響きの良いホールでした。
(まあ、人数はダブルカルテットだし、客も少ないし、でよく響いたのかもしれないけど)
しかし、演奏されたパッヘルベルのカノンの演奏は、「もしかしてトイレ我慢してるの?」ってくらいめちゃくちゃ速い演奏でした(苦笑)。
ま、観光客向けの演奏会だからね〜。
(カノン、ディベルティメント、四季、というヨーロッパに行くと必ず見る観光客向け演奏会プログラム)
早く家に帰りたいのが見え見えの演奏。
そりゃ、毎日そればっか弾いてたらそう思っても仕方がないが、、、

……といっても、そのすさまじい速さの中で、やることはちゃんとやってる(必要最小限の表現とか、あんまり面白くはないが)のが、ある意味凄いというか、流石プロです(笑)。
あと、弦の響きが独特でした。パリやベルリンの音とも違う。東欧の響きです。
これは、流石にとても綺麗。
それから、ハーモニーのバランスが綺麗。まあ、プロなら当たり前でしょ、と思うかもしれないけど、プロでも、カルテットやダブカルくらいだと、和音がキタナイ演奏結構あるんですよ。
それが、最初の一音から綺麗にピタリと純正調で響く。
やっぱ、底力が違う、と思いましたね。
(あ、本番回数がハンパないせいか?! その可能性はかなり大だな。)

あのホールでモルダウを聴いたら圧巻だと思う。多分。
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by lily_lila | 2012-07-15 02:49 | 音楽 | Comments(0)