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渡米生活日々の備忘録。
by lily_lila
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「渡米生活。(日記)」
もう少し日々のツブヤキに近い内容はこっちに移動しました。
プログラム関係、web関係もそのうちこちらに移します。

「the Gerden of Ethel」
我が家のウサギブログ。
ウサギは、家に連れてきて最初の2週間以内に体調を崩す可能性が高い生き物です。飼う前にご一読を!
ちょっと待って、ウサギを買う前に…
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アメリカのウサギ保護事情3〜シェルターをめぐる問題
ウサギブログからのクロスポスト、第4弾。

この記事は、以下の記事の続きです。
アメリカのウサギ保護事情1〜シェルター
アメリカのウサギ保護事情2〜PetFinder


4)シェルターをめぐる問題

これまでに紹介したとおり、アメリカは日本に比べてシェルターが充実していることは事実です。しかし、同時に、それゆえの問題も抱えています。

まずは、シェルターの存在そのものに起因する問題です。
シェルターがあるがために、安易に動物を買い求め、飽きたら流行遅れの服を棄てるように動物をシェルターに持ち込む人も、残念ながらいます。
また、シェルターがあるがために、飼い主がそれほど必死になって里親探しをしない、という側面があることも事実です。


もうひとつは、前述のとおり、シェルターの多くが民間の団体であり、その財源を殆ど寄附に依存していることに付随する問題です。

残念ながら、純粋に動物のためではなく、動物を口実に寄付金を集めることを目的とした悪質シェルターも存在します。
あるいは、「殺されるのは可哀想」と自身の経済基盤以上の動物を引き取ってしまい、全ての動物の面倒を見きれているとは言い難いシェルターもあります。
こういったシェルターの中には、動物たちの世話もまともにやらず、病気になっても医療も受けさせず死なせているところもありますが、周囲の人の通報や行政の介入によってそれが明らかになるまでには、時間がかかることが殆どです。


また、最初はそこまで悪質ではなく、純粋に動物たちの為を思って始めたことが、経済の悪化などにより急激に寄附の金額が減少したり、オーナーが仕事を失ったりしてたちゆかなくなる、ということもあります。
困ったことに、こういったケースの中には、動物だけでなく自分の子供達まで育児放棄していたり、麻薬に溺れたりして家庭崩壊しているケースも少なくないのです。
(あるいは、こうして家庭が崩壊したからこそ行政が介入し、実態が明らかになった、とも言えます。外向きには対面を保ちつつも、寄付金の激減により動物達の待遇が著しく悪化したが誰にも気づかれず、人知れず動物たちが虐待されている、というケースはもっと多い可能性もあります。)


2008年のリーマンショックから二年間、全米でこのような破綻シェルターが激増しました。
Wisconsin HRS(ハウスラビット・ソサエティ・ウィスコンシン支部)も、2009年から2010年にかけて、合計3回も破綻シェルターからのウサギを受け入れました。
通常なら有り得ない頻度で、その間、Wisconsin HRSの通常業務は完全にストップしました。
破綻シェルターから引き取られた子達は、病気を煩っていたり、激やせしていたり、怪我をしている子が多く、スタッフにはウサギの治療と世話以外の業務をこなす余裕が全くなかったのです。
地域のHumane Society(ヒューメイン・ソサエティ)も収容能力ギリギリの状態が続き、そのショックは今も尾をひいています。


このような事態が起こらないようにするしくみは、完全に機能しているとは言い難いのが現状です。
Wisconsin HRSが最後にウサギを受け入れた破綻シェルターは、135匹のウサギを始めとして、2頭の馬も含む合計200匹以上の動物を抱えていたにもかかわらず、行政からの援助金はなんと年間700ドルという有様でした。
事態が明らかになるにつれ、その程度の金額しか出せないなら、この規模のシェルターを認可すべきではない、との非難が起こりましたが、再発を防ぐ努力が行われているかどうかは不明です。


5)日本にシェルターは出来るか

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by lily_lila | 2011-01-29 07:44 | 渡米生活...環境・社会
アメリカのウサギ保護事情2〜PetFinder
ウサギブログからのクロスポスト、第3弾です。



この記事は、「アメリカのウサギ保護事情1〜シェルター」からの続きです。


2)PetFinderへの登録

北米には、PetFinderという膨大な里親募集データベースがあります。非営利の、複数のアニマル・ケアの専門家と、大多数のボランティアが運営しているもので、ボランティアたちの多くは他に本業を持っている、とのことです。

実は、このホームページのできがあまりに良いので、私はこれもてっきり行政が管理しているものだと思い込んでいました。しかし、Humane Societyといい、本当に動物たちのために尽くし、うまく機能しているものは民間のボランティアによるプロジェクトなのです。
(勿論、行政からある程度の資金援助は受けているでしょうが)

このPetFinderには、全米の大小様々のシェルターから、里親募集中の動物の情報が写真付きで投稿されます。
ボランティアによる紹介文の他、子供や他のペットがいる家でもOKか(多少噛み癖があるなど、駄目な場合にはKids禁止マークがつきます)去勢/避妊はされているか、継続的な治療やケアなどが必要か、などの情報が分かりやすく表示されています。
このサイトの普及によって、シェルターまで足を運ばなくても、ある程度事前にどの子を迎えるか検討することが出来るようになりました。

ためしに、私の住んでいるマディソン周辺(150km以内)でアダプション待ちのウサギがどれだけいるか、検索をかけてみました。

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by lily_lila | 2011-01-25 10:55 | 渡米生活...環境・社会
アメリカのウサギ保護事情1〜シェルター
ウサギブログからのクロスポスト、第2弾です。



先日、「ウサギ愛護活動とウサギ好き」というエントリを書いたら、twitterの方にコメントを頂きまして、丁度よい機会だから、アメリカでのウサギ保護事情について少し書いてみようかと思いました。こちらも、「渡米生活。」とのクロスポストです。

こちらでは動物愛護活動が(日本より)さかんであることはよく知られているかと思います。実際その通りで、こういった活動団体が、商業活動に圧力をかけるパワーを持っていることも事実です。

たとえば、アメリカでは、既に大手ペット用品店チェーンでの犬、猫、ウサギなどの生体販売を停止しています(ネズミやモルモット、チンチラなどはまだ売られていたりしますが)。
勿論ペット用品会社が自粛したわけではなく、シェルターで命を終える動物たちがあまりに多い事から、動物愛護活動団体の根強い反対によって徐々にそうなってきたのです。
ですので、私もウィスコンシン州マディソンに引っ越してきた当時、ウサギが溢れているというが、いったいどこでウサギを売っているのだろう、と不思議に思いました。

しかし、個人やローカル会社が経営しているペット用品店では、まだ子ウサギが売られていたりします。それでも生後八週間未満の子ウサギは扱わないあたり、日本よりはまだ大分良心的です。


以上から、既に最初の出発点から日本とは全く状況が異なるのですが、一方で、アメリカにはイースター(復活祭)の時に子供にウサギを買い与える習慣があり、これが大変問題になっています。

2007年のAVMA U.S. Pet Ownership & Demographics Sourcebookによれば、全米で飼われているペットウサギの数は、なんと620万匹です。
この数を思えば、HRSが口を酸っぱくしてウサギの去勢/避妊を啓蒙する理由は明らかです。

飼い主の「ついウッカリ」で交配してしまったウサギが1%いたとしただけで、子供が生まれる件数は31000件です。
それぞれが平均5匹生んだとすれば、子ウサギの数は15.5万匹です。
この1%という数が多く見つもりすぎかどうかは議論の別れるところでしょうが、色々な人の話を聞く限り、(故意にせよウッカリにせよ)ウサギを自宅で交配させてしまった人の数が千人に一人と見積もるのは、楽観的すぎるような気がします。
ですので、100人に一人、というのは当たらずとも遠からず、といったところではないでしょうか。

数の話はこのくらいにして、不幸にして家を追われてしまったウサギ達がどうなるか、という点を少しご紹介します。

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by lily_lila | 2011-01-22 07:50 | 渡米生活...環境・社会
ウサギ愛護活動とウサギ好き
あけましておめでとうございます。
(……って、もう松の内も過ぎてしまいましたが……(汗))

この記事、実は別に管理しているウサギブログとクロスポストなのですが、話題がどちらかというと渡米ネタなので、こちらにもポストしました。
以下、その内容です。




私は日本うさぎ愛護協会の会員でもあるのですが、先日、公園で遺棄されていたウサギが無事保護されたとtwitterで報告があり、ほっとしておりました。

ところが、数日前、会員に配信されるメーリングリストで、実は色々と大変な事も生じていたことが書かれていました。

私自身はこのウサギ保護活動に参加しておりませんので、直接この件に関してコメントする立場にありませんが、そのことが常々考えていたことを思い起こさせましたので、ちょっと呟いてみようと思った次第です。


どちらかというと「渡米生活」ネタになってしまうので、別ブログとクロスポストにしましたが......
何故日本で動物愛護運動があまりさかんでないのか、という話です。

勿論、ひとくちに言える問題ではないことは重々承知ですが、私自身、渡米して、ハウスラビットソサエティ(HRS)の活動に参加するようになり、ひとつ気づいたことがあります。

それは、動物愛護運動がうまく根付くかどうかは、今現在動物愛護に興味関心がない人をどう引き込むかにかかっているのではなく、今動物が好きな人、動物愛護に興味がある人の姿勢にかかっているのだ、ということです。


いや、当たり前のことなんですがね(苦笑)。

でも、渡米するまでは、私は、「日本で動物愛護運動がなかなか浸透しないのは、多くの日本人がこの問題に興味関心がないからだ」と思っていたのですヨ。。


でも、そうじゃないのです。
日本でも、アメリカでも、動物愛護に興味がない人は、結局活動に参加しないからあまり関係ないのです。
問題は、動物が好きな人、ウサギが好きな人、寄付をするくらいには動物愛護に感心のある人が、大きなグループとなって一つの目的を果たすということが出来るかどうか、という点です。

そして、その観点から、日本では何がネックになっているのか、ちょっと考えてみました。

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by lily_lila | 2011-01-16 20:19 | 渡米生活...環境・社会