カテゴリ:渡米生活...住 |
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アメリカはまだ大晦日ですが、、、 日本は既にお正月なので、あけましておめでとうございます! 旧年中お世話になった皆様、本当にありがとうございます! どうぞ今年もよろしく…… とまあ、日本人としてご挨拶をした上で。 クリスマスが一年で最大のイベントのアメリカでは、あまりジルベスター&お正月って騒ぐようなイベントではありません。12/25が過ぎたアメリカは、なんというか、こう、祭りの盛りを過ぎたちょっとわびしい感じが街に漂っているというか……(苦笑) ああ、これから長い冬だ〜〜、みたいな?? ラジオの音楽も一生懸命明るめのものを流してますが、直前のクリスマス音楽特集を聞いていると、なんか寂しいんだよね。。。 まあ、もっと南の方は違うのかも知れませんが。 ところで、友人がとても面白いブログ記事を二つ送ってきて、もう吹き出してしまいました。 いや、アメリカ、イタリアに比べたらホント住み易い国だよ!!(多分) イタリアで音楽院とボローニャ大学に通っておられるピアニスト 渡辺 美恵さんのブログの「もうすぐピアノが届きます」シリーズ イタリアで服飾系のお仕事をしておられる(?)s.isaiaさんのブログ 続きを読む |
えらいこっちゃ!!! です!!! 先週末に日本に帰国しました。 で、ここ暫く、いろいろと忙しい毎日だったので、色々なことが後回しになっておりました。 そのうちの一つが、9/20から始まるドイツでのミーティング参加のための手配だったのですが、ま、特に飛行機が混む時期でもなし、と余裕ぶちかましておりました(汗) それが、今日チケットとろうとしたら、、、、 どこにも、まったく空席がない!!!! 何事?!! と慌てて日本のカレンダーを見て仰天。 な、なんじゃあ!! この5連休は!!!!!(涙) ……アメリカにいると、当然日本のカレンダーなど見ないので、今の今迄知らなかった……(汗) (しかも、ご丁寧にMacのWidgetに入ってるカレンダーもUSだもんよ(TT)) というわけで、今回のミーティング、オイラ参加できるのだろうか、状態です、今。 明日、旅行会社にきいてはみるが……(TT)<もう今日だが。 というわけで、今日の教訓。 国を離れても、たまには日本の暦を見ましょう。(涙) |
諸処の事情で投稿日時を偽っておりますが、、 xreaのs211サーバ、8/14から8/24現在まで、海外(USA)からの閲覧が全くできません。 サポートセンターと連絡をとったところ、海外からの不正パケットが急増して、海外からのパケットそのものを制限する処置をとった、とのこと。「不正パケットがなくなれば制限は解除される」とのことでしたが、1週間すぎてもまだ解除されず……。 実は、この手のことは今迄にも何度かありました。たとえば、CGIのpostが海外からでは動かないとか。これらについては、解決法が既にこちらで解決法を提示済みです。あとは、sslを通してアクセスすればOKとか。 しかし、今回は、本当に何をやっても、cgiでなくてもただのhtmlファイルでも見えないのです! しかも何もエラーメッセージが出るでもなく、ひたすらぐるぐる読み込みマークが回っているだけ……! いくらなんでも、これは酷いのではないか、ともう一回サポートに連絡したところ、結論は、「弊社サービスは国内向けサービスとなっております」ということでした。 xreaのルールにある「日本在住者であること」「日本語で書かれたコンテンツが主体であること」から、「海外から閲覧できないこともある」というのを納得しろ、というのははっきりいってかなり飛躍があります。しかも、私は無料ではなく、有料ユーザーです。商用も可能、といっているので、管理者が知らないうちに海外パケットをその通知もなくはねつけるというのは、信頼問題に関わります。 この点に関しては勿論文句を言いましたし、値段相応のサービスしか提供できないならそれでも構わないから、それを契約時に明記するべきだ、と意見も送りました。対応してくれることを祈りますが…… さて、ここまで文句を言って、じゃあxreaやめるのか、という話ですが。 結論をいいますと、私はそれでもxreaを選ぶ価値はあると思っています(笑)。 理由は、やはり圧倒的に自由度が高いのと、サーバー使用料が安いから。xreaのデータベースを使って、sshログインも可能で、sendmailも使って、、というところを重宝している人が候補として考えるのはさくらレンタルサーバでしょうが、こちらはxreaに比べるとちょっとお高いのです。(年間5000円。これはxreaの上位サービスcoreserverと同じ値段です) それに、サポートも、たまにボロクソに書いている人がいますが、私はそんなに悪いとも思いません。少なくとも、私がいままで担当していただいた方は皆さん対応迅速でしたし、親切でした。 (勿論、こちらの尋ね方にもよるでしょうが。誰だって喧嘩腰でふっかけられれば、おざなりの対応をしたくなると思います。勿論xreaのサポートがそうだと言っているわけではなく、一般論です。実際、「金払ってるんだから強気に怒ってもいい」という理屈は、日本国外ではあまり通じないと思います。アメリカでは、迅速に対応して欲しいことほど、こちらが下手にでて相手を気分よくさせる必要があります。「何で?! そっちが悪いのに!」「そんなの損だ」と思うかもしれませんが、怒る事が本当に自分にとって得なのかどうか。よくよく考えてみると、ムカツいてエネルギー使うだけ損だと思います。それよりは、「事情は分かりますが、なんとかしていただけないでしょうか?」って下手に出た方が相手も気分よく親身になってくれて、結果もベターなんじゃないかと思うんですが、どうでしょう。) まあ、今年初頭、メールが受信できなくなるという長期のトラブルがあり、そのことに対し報告がない、ということで随分叩かれましたが(私も報告がなかったのはまずかったと思いますが)、その後、その問題の期間分の契約延長、という対応がなされました。年2400円のサーバーとしては、上出来だと思います。 さて、とはいえ、海外から閲覧できないのは困ります。ブログサイトですから、自分が更新できません(爆)。 それで、サポートセンターが提示してくれた解決策が、「サーバーを変更する」ということでした。 つまり、新しく無料アカウントをs211以外に取得し、今持っているs211のサーバー使用権をそっちへ移す事ができる、というわけです。 以下、xreaサポートからの返事を引用します。
勿論、根本的な解決にはなりませんが、それでも何時でもサーバーを乗り換えられる、というのは有り難い。共有サーバはどうしても一緒に入っている人によって重くなったりしますので。 というわけで、思い切ってブログ(Movable Type)のサーバ移転をしました。 ただ、ブログでしたので、ただのhtmlほど簡単にはいきませんでしたから、備忘録としてその手順を書いておきます。 なお、これは私の備忘録ですので、細かいバックアップの仕方などは書いてませんから、そのへんはご自分でお調べ下さい。 More |
やってしまいました……(汗) 今日からDaylight saving time (DST)が始まってたんだった!!!(爆) Daylight saving time、とは、なんじゃそりゃ、の方も多いかと思います。 日本では、「サマータイム」というイギリス式の呼び方が定着していますので、私も最初、なんじゃらほい、でした。DSTってなによ、生データの記録方式?? とか(爆) 両方とも所謂夏時間のことですが、Daylight saving timeという呼び方はなんかいかにも何か節約しているみたいな語感で、合衆国の作為を感じます(と言ったら言い過ぎか?(笑)) この、Daylight Saving Timeは、三月第二週目の日曜日に始まり、十一月の第一日曜日に終わります。正確には、三月第二週目の日曜日の午前2時が午前3時になり、十一月の第一日曜日の午前2時が再度午前1時になる、とのことで、今日は一日23時間しかない、ということになります。 実は、これは去年(2007年)以降の話で、それ以前は、始まりは4月だったのですね。「包括エネルギー法案」なる法案が可決された影響だとのことですが。 つまり、私が渡米した当初は、夏時間の始まりは春分より後だったのです。 なので、春分が近づいてきたらそろそろだな〜なんて思ってたら、思い切り今日は遅刻しました……(汗) TVなどでは、週末から「Daylight saving time」が始まる、ということを煩く言い始めるのですが、実はウサギにケーブルを齧られて、ここ暫くテレビをまともに見ていなかったのです(爆)。 まあ、私のようなウッカリ者は勿論結構いるわけで、大学の授業などでは、やっぱり夏時間開始後の月曜日は遅刻率が跳ね上がるのだとか(笑) さて、この夏時間ですが。 日本でも、導入するべきか否かの議論が行われていましたが、なかなか微妙な問題です(笑)。 日本は南北にも東西にも結構長い国ですから、東京あたりの人の感覚でウカツな事を言うと、痛い目をみます…… 天文・測地情報 & 水路観測所の日月出没計算のページで、日本の各都市の日の出、日の入り時刻を計算できますので、それをつかって見てみると、、、 例えば6月1日の札幌の日の出時刻は3:58分です。これは、なるほど、朝が早く明るくなりすぎる、と文句をいいたくなるのも分かる(笑)。 しかし、同日の北九州での日の出時刻は、5:06分です。こうなると、(まあ人それぞれでしょうが)そんな夏時間を導入するほどのことかなあ? という気分にもなります。ちなみに、東京は4:26分です。 もともと、夏時間は夏冬の日照時間の差が激しいヨーロッパで生まれたものですから、ほぼ同緯度の北海道はともかく、その他の場所ではあまりメリットがないように思います。というのは、逆に、Wisconsinにきてからこの夏時間の恩恵を感じるようになったからです。 まず、Wisconsin州の緯度。一番大きな都市のMilwaukeeですが、札幌とほぼ同緯度です(ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー、と北緯43度のビールの産地ですね(笑))。すると、当然ですが、冬が長い、寒い! 実をいうと、私自身は、Madisonの冬は日本の冬よりよほど過ごしやすいし(どこもかしこも全館暖房だから、寒いのは外に出るときだけ)、寒いけど空は日本のどんよりした空よりよほど明るいし、何がそんなに気鬱になるのかまったく理解できないのですが、こちらでは冬に気持ちが塞いで鬱になってしまうのが社会問題になっているのです。 勿論、冬の気候の厳しさは関東平野の比ではないですから、暖房がまともに入れられず、食事にも困っている家庭では確かに気持ちも塞いでしまうのかもしれないですが、そうではなく、私の数倍の給料を貰っている人達でさえ、冬は気持ちが沈む、というのですね。 で、3月になると、急に日が長くなってきたのが強く感じられるようになります。そうすると、もう、街を歩いている人達の背筋からぴんと伸びて来て、気持ちが夏に向かっているのが非常によくわかるのですね(笑)。 ああ、アナグマ(Wisconsin人は自分達のことを"Badgers"と呼ぶのです)達が春を察してうきうきしているな、と(笑)。 折しも、このころから、ぱったり途絶えていたウサギの足跡を頻繁に雪の上にみるようになります。自然の生き物も、春が来た喜びを押さえ切れない。 つまり、心も弾んで遊ぶ気満々、お日様の光を浴びる気満々なのです(笑)。 そこで、Daylight Saving Timeです。勿論、みなさん大喜びで、1時間早く起きて、夏時間に移行するわけですよ(笑)。 昨日まで暗かった5時が、まだ十分明るいのです。きっちり5時に帰るアメリカ人たちは、もう顔も緩んで嬉しそうです(笑)。 もう真っ暗になったオフィスでまだコンピューターと向き合ってる私でさえ、ちょっとはうきうきしちゃいます。 こちらでは、誰に聞いても、夏は一年で一番いい季節で、待ち遠しいと言います。「暑いからイヤだ」という人は見た事がありません(実際、暑くないですしね!)。 夏に対する憧れ、春の光に対する切望、こういった背景を見ずして、一時間早く仕事を切り上げるためなら喜んで一時間早起きする人達の心は理解できないと思う(笑)。 もっとも、アメリカ人は、一般に早起きすることを厭わないのですが。 日本では、「重役出勤」という言葉があるほど、役が上になれば朝がゆっくりになるイメージがありますが、こちらでは、偉い人ほど朝が早くなります。 ちなみに、うちの分野では世界的に有名なF.H教授は、朝の7時とかにきてたりします(笑)。一方、一番遅いのが、学生さん。これは、日本でもあまり変わりませんね(笑)。 え? なんで私がH教授の出勤時間を知っているかって? それは、仕事が終わらなくて徹夜したからです……(爆) (ちなみに、日本の研究機関ではアタリマエの徹夜は、外国研究機関では「ルール違反」もしくは「抜け駆け」とみられますから、気付かれないようにこっそりやりましょうね!) さて、朝は遅いに越したことはない、と思う人の割合が多い日本では、朝を早くすることには根強い反対があります。 本当は、早起きをしなくてはいけないのは一年でたった1日(次の日からは寝る時間だって一時間早くなるのだから結局同じ)なのですが、それでも、なんだかソンした気分! というのが、一番正直なところだと思うのですよ。。。 (まあ、通常時間に戻るときには、逆に1時間得するわけですが) 第一、日本で真夏のやけつく西日を浴びながら外で遊びたいと思う大人がどれだけいるか? はっきりいって、それよりもっと日の落ちた涼しい時間に移動したい、と思うだけですよね(笑)。そんなことで、朝早く起こされたらたまらん(苦笑) こちらでは、夏の夕方というのは、外でのんびりフリーの野外コンサートをきいたり、湖のほとりのビヤガーデンで一杯やったり、と、一年でも一番楽しい時間です。 でも、日本の社会、特に都市部の生活が、その時間を十分楽しめる構造になっているか、と言われたら、私ははっきりいってノーだと思います。 夕方から家族でお金をかけずに行けるイベントもない。 友達をよんで、庭でバーベキューを頻繁にやるような習慣もない。 アフタ−5に何かをやるとしたら、それは昼の遊びではなくて、夜の遊びです。だったら、日照時間などほとんど関係ありません。 一方、夏時間を導入することで、確実なデメリットが一つあります。 それは、私みたいなウッカリ屋がかならず出るということです(苦笑)。 まあ、私の仕事はフレックスタイムですから、それで給料には響きませんが、普通の会社では遅刻扱いになってしまうでしょう。 アメリカでは携帯の時計などは勝手に時刻を合わせてくれますが、家中の掛け時計や車の時計などは時刻を合わせ直す必要があります。 北海道では試験的に夏時間をやってみたところもあるようですが、出勤時間をずらす等等の所謂厳密な意味での夏時間ではないようですね。 これが地元の人に受け入れられたのか、興味のあるところです。 夏時間の導入の理由は現実的なものであったかもしれませんが、これが支持される理由は、本当はもっと違うところにある、というのが私の印象だからです。 夏時間で夕方の時間が増えた結果、楽しい思い出を沢山つくった人は夏時間を支持するでしょうし、何も変わらなかった人は煩雑さだけを指摘するでしょう。 (勿論、その前に、企業がきちんと終業時刻に仕事を終わらせる努力をするのが前提ですが。) つまり、夏時間が受け入れられるかどうかは、どれだけその国の人の生活や心にゆとりがあるか、のバロメータでもあると思うのです。 Daylight Saving、もしくはSummer Time、という言葉の響きに、何か甘い思い出や、ノスタルジーを感じる人は確かに居て、だからこそ、実はDaylight Savingは省エネ効果よりもエネルギー消費係数の方が高い、という研究発表が相次いでいる今も、すぐに止めてしまえ、ということにはならないのだと思います。 さて。気付いたらもう10時だ〜! なんか、やっぱり一時間くらい体内時計がずれている気がする?! |
仕事でベルギーへ行ってきました。 ベルギーでの顛末はまたそのうち書くとして、今回は空の足飛行機と空の玄関空港について。 ひところフライトマイルを貯めるのが流行りましたが(今でも、かな?)、私は事情の許す限りユナイテッド航空(UA)もしくはスターアライアンスのメンバー航空会社を使っています。日本だと全日空ですね。このユナイテッド航空のマイレージプログラムが他の航空会社に比べていろいろ有利なんです。 まず、マイルは発行から2年なんてケチくさいことは言わずに、最後にマイルが加算された日から もうひとつ、UAのプログラムだと、スターアライアンスのメンバー航空会社なら、殆どの場合マイルが100%つくのです(一部格安チケットを除く)。自社しか100%つけない航空会社も多いので、これも有利。 三つ目は、国際線のエコノミープラスです。これは、エコノミー席でも普通より10cmほど前後の間隔が広い席で、前年に実際に飛んだマイル数が25000マイルを超えると、メンバーのエリートステータスがシルバーになって選べるようになる席です。たかが10cm、されど10cmで、これが疲労度に影響するファクターはかなり大きいのです。前の座席の下に足台の高さにちょうどいいリュックを置いて足をのっけると、身長160cmの私なら足が完全に伸ばせてかなり楽! 普通のエコノミー席だと、足が伸び切らないので寝苦しいし足も疲れる。 25000マイルというと、東京ーMadisonを2往復です。私の場合、年に2回ミーティングで国外に出るので、大体ギリギリシルバーのラインにひっかかります。 そして、最後に、(これが一番大事なんですが) 今のところ、UAもしくはANAで、私は怖い目に遭ったことがないのです。。。もう結構の便数乗っているはずなんですが。 (だからってAAがダメというわけではないです。というか、AA殆ど乗ってないのでわかりません) 大体、どこの会社も、国際線はそれなりに安心できます。機体も新しいし、実際怖い思いをしたことはありません。 でも、中距離の国内線となると、かなり事情が変わってきます……(汗) 1回乗って、その時にめちゃくちゃ怖い思いをした某N○rthWestなどは、ハブ空港がミネアポリスですから、シカゴにハブ空港を持つUAと同じくらい便利なんですが、国際線はともかく国内線はやっぱりどうしても怖くて手が出ません……だって、雲海に突っ込もうとして船みたいに左右に揺れたりとか、なんか古そうなエンジンをもの凄い音をたてて回したと思ったらフツッとその音が消えたりとか(恐) ……いや、事故は起こしてないんだから、大丈夫とは思うんですけどね(汗) 日本でも、事情は同じです。まあ、JALかANAを選べるとしたら、私は間違いなくANAにします。だって、圧倒的に人為ミスが少ないんだもの。JALは、今ひとつ国内線はツメが甘い気がする。 (まあ、ANAもこないだボンバルディア機の胴体着陸をやってましたが。でも、何度も管制塔との連絡ミスをやって懲りないJALのミスのレベルとはちょっと違う。まあ、足が出ない、という事態が何度も起きた時点で、航空会社側から自主的に点検項目を増やす動きがあるべきだったとは思いますが、それはANAに限らずどこの会社も同じ。) 前置きが長くなりました。というわけで、私は(エリートステータスを取りたいという下心もあって)今回の旅程も全てUA(+スターアライアンス)でとったのでした。 いつも、チケットをとるときは、united.comのweb pageからとります。一応、priceline.comで最低価格を調べたあと(最低価格より高いチケットをとると旅費を全額支給してもらえないかもしれないから)、Low Price優先で検索をかけると…… 大体、航空券なんてのは、フツウは早くとるほど安いもんですよね。格安チケットがあるから。 ところが、最近、どうもUAは違うらしい、ということに気付きました。 実は、出発1ヶ月前に、一度検索をかけたのです。そのときの最低価格は1000ドルを超えていました。 いくら燃料費があがってるからって、それはおかしい、1000ドル以下のチケットがあるはずだ、と、そのまま予約をやめ、2週間後(つまり出発2週間前)にもういちど検索すると……、そのときにはちゃんと770ドルのチケットがひっかかったのです! 770ドルのうち、250ドル程度は空港税と燃料サーチャージですから、これ以上は下がらんだろう、と即購入。 実は、春に日本に帰国したときにも、同じ事があったのです。これは、どうやら、本当に1ヶ月前はあんまり安くないらしい?? で、その770ドルのチケット一覧をみると、なんと行きはシカゴからブリュッセルまで直通になっている! もっとも、Madison-Chicago間はちっちゃい飛行機なんで、1stopにはなりますが、 それでも2stopよりはまし。帰りは、ロンドン経由の2stopです。 直通なんて、こりゃラッキー♪ 帰りはどうせ急いでないから、ヒースローでハロッズの紅茶でも買って…なんて、かなり得した気分でそのチケットを買ったのですが…… やっぱ安いだけあって落とし穴があった(爆) 行きの直通は、なんと、便番号が同じなだけで、実際は Chicago-Washington DC、WashingtonDC-Brusselの乗り継ぎ便だったのです(涙) まあ、出発時間と到着時間を見てそれに気付かなかった私がアホなんですが。 (でも時差があるから、ちょっと見ただけじゃわからないのよね) もう、行きの飛行機は爆睡するつもりで徹夜で飛行機に乗ったのに、1時間乗っては数時間待ちの繰り返し(涙) こんなとき、Red Carpet Clubに入れりゃせめてソファでうたた寝できるのに、、、(私のマイレージステータスはシルバーだからRed Carpet Clubには入れない)とうらめしく眺めつつ、一日の殆どを待ち時間で潰し、ベルギーについた頃にはすっかりその日のワークショップに顔を出す気が失せていました(爆)。まあ、もともと出なくちゃいけないワークショップではなかったんですが。 しかし、UAよ、あれを1stopと表示するのははっきりいってサギだ!! 日本だったら問題になるんでしょうが、アメリカはそういうの気にしないんでしょう。 チケットにははっきり1stopと書いてありましたから、文句を言えば I'm sorryくらいは言うかもしれないが、窓口のお姉さん(お兄さんかもしれんが)は言外に「私にはどうにもできないのよ、上に伝えておきます」と主張してオワリ、その上からお詫びのメールなりなんなりが来るとも思えない。煩くゴネればマイルくらいはつけてくれるかもしれないが、まあ、その労力とその間のイライラを考えたらまったくPayしません。That's America. しかし、(話は逸れますが)最近思うのです。 SSNで散々腹を立て、Ch○ter(ケーブルTV会社)の対応のまずさに怒り爆発→もう起こる気もなくした、という変遷を辿って来てみると、どうも、そのくらい大雑把な方が人生些細なことでイライラしなくて済んで楽しいんじゃないか、と思ってしまうのです。 最初からそういうこともある、と思っていれば、本当にその通りでないと困る時は自分で確かめればいいんだし。1ストップか2ストップかなんて、飛行時間を計算すればわかることだし。 相手の不備を責める気力があるなら、自分が失敗しない方向にその気力を使えばいいじゃん、と思ってしまう私はすっかりアメリカのO型気質に毒されてしまったようです。 (ま、自分もO型だしね。。) もちろん、相手のミスではあるのかもしれないが、日本で同じ事が起こったら、「金払ってるんだからこっちは怒る権利がある」とばかりに、猛烈に責め立てる向きがありますよね。 勿論、それが企業のサービス向上に貢献してるんですが…… でも、なんだか、怒った方が得と思っているみたい(笑)。 勿論、怒れば相手が保障を何か出してくる、と思うから怒るのかもしれないけど、その保障と、怒って不愉快な思いをする事と、はたして本当にバランスしているのか? と疑問になるような事でも怒る。こんなことを書いている私でも、日本にいると、自然とそうなってしまう。 アメリカがおかしい、というより、これは日本の魔術的ともいうべき現象だと、最近そう考えるようになりました。 だって、短期間とはいえ色々な場所に行きましたが、そういう気分になってしまう国は、日本以外にないですから(苦笑)。 要するに、消費者の怒り = 企業の保障(精神的に、及び物質的に)、という方程式に、まったく疑いをもたないのが日本人と日本社会なんじゃないか、と。まあ、等号ではなく不等号(>)だと思う事の方が多いでしょうが、それにしても、否定(!=)だと心底思っている人は多分日本にはいないと思う。勿論、この方程式をはずれて酷い事をする企業もあるが、その時には誰もが怒るわけですよ。たとえ自分と全く関係のない話でも、所謂「義憤」というやつに燃えてしまう。信じていたもの(方程式)を裏切られた者の怒りだから、純粋な分、容赦がないです。 アメリカでもヨーロッパでも、その方程式が存在しないわけではないけれど、彼等は、「そうは言っても、そうなるとは限らない」と思っているようなのです。つまり方程式は「タテマエ」だと思っているから、絶対失敗できないときは自分で確認して自分の身を守ります。それをやらないで失敗し、窮地に追い込まれた人間は「間抜け」扱いされて、誰も同情してくれない(笑)。間違いが起こったからといって、おカネのない小市民が怒っても何もしてくれない、というのがおそらく彼等の本音で、だから、最初から、間違いが起こらなくするのが当たり前なわけです。怒るといっても、「信じていたものを裏切られたから」ではなく、損失を取り返すための交渉の一環としての怒りだから、怒っているように見えても彼等は結構現実的だし、打算的です。多分、見た目ほどは怒ってないんじゃないかな(推測)。 (だから、その分、個人ではどうにも予防できない失敗を企業がやらかしたときは、彼等は一致団結して怒ります。こちらが出来る事をやったのにお前達のせいでこれだけ損失した、さあ責任をとれ、というわけです。その怒りには、「信じてたのに…」と泣き寝入りする日本人とは比べ物にならない迫力がありますネ) つまり、彼等は良く言えば、自立していると言えるし、悪く言えば、誰も信じていない、となる。日本人は愛すべき信頼の民族ですが、その分、よほど注意していないとそれが相手に対する甘えに化けてしまう危険を常に持っている。 私も日本で育った人間の一人として、そのことを自覚しないと、甘えの部分ばかりが増長して、結局怒ってばかりのつまらない人生になってしまうなあ、と、まあそう思うわけです。信頼できる、というのはとても良い国民性だと思いますが。 話を元に戻して。 まあ、そういうわけで、航空業界なんていうのアメリカの企業の中では群を抜いてしっかりしている方だと思うのですが、それでもその程度のことは起こります、という例です(笑)。 さて。 次は帰り便です(笑)。 帰りはロンドン経由、予定していたとおりの旅程でした。 ところがいきなりBrusselで濃霧のため飛行機が遅れ、ロンドンの乗り継ぎが間に合わないので結局チケットを再発行してもらうことに。 bmiのお姉さん(Brussel-Londonはスターアライアンス系列のbmiだった)は大変親切でした。まず、London-Chicago間で予定していた便より三時間遅い便をチェックして、空きがあることを確かめたあと、「もしかしたら」と呟いて、わざわざBrussel-Chicago直通のアメリカン航空便の空きを探してくれました。 フツウに考えたら、そりゃ、直通便の方がよいに決まっていますから。。 無理にスターアライアンスに拘らなかった彼女は良識があると思います。 ……が…… 実は、私は今年出張が多く、この出張を全部スターアライアンスで済ませれば、あとちょっとでゴールドステータス(年間50000マイル以上)に届く、というところだったのです。 行きに空港で待ちぼうけをくらい、Red Carpet Clubで休めたら、と思っていた私は、この提案に焦りました。 いや、なんとかスターアライアンスで乗り継ぎたいんですけど…(汗) しかも、ハロッズでアールグレイを買い、Bootsでお気に入りのバス・ジェルを買う気満々だったから、なんとしてもヒースロー乗り継ぎにしたい! で、おもわず、口からでまかせを。 「あ、あの、友達とヒースローで待ち合わせをしているので、なんとかヒースロー乗り継ぎにしたいんですが!」 ……なんで素直にマイルが欲しいって言えないかな、自分……(涙) 彼女は別に不思議がりもせず、すぐにChicago-Madison便をチェックし、空きがないのをみるとアメリカン航空の最後の1席をおさえてチケットを手配してくれました。 (実は、Chicag-Madison間のチケットって結構いつも満席なんですよね……結構な便数飛んでるのに。) そんなこんなで、1時間遅くBrusselを出た飛行機でロンドンへ。 ロンドンは今ポンドが高いので、必要なもの以外は決して手を出すまいぞ、と心に決めてハロッズへ。マディソンで美味しいアールグレイを買うと結構高いのです。ポンドが高くてもこれは買って帰る価値があります。でも、つい誘惑に負けて、クリスマス・プディングを買ってしまった(涙) どうせ甘いんだろうけど、、、ミーハーなワタクシ。。 ハロッズで散財したので、食事は2.5ポンドのサンドイッチ(勿論不味い。なぜならえらく冷やされた冷蔵庫に入っているから、パンが固まってぼそぼそになっているのだ。一体、アメリカでもそうだけど、彼等にはでんぷん質のベータ化という概念がないのだろうか、とたまに不思議になる)。それだって、日本円に直したら500円以上、今ロンドンに観光にいくのは自殺行為だと再認識しました。となりでスシが回ってましたが、1個2ポンドの(不味いに違いない)回転寿司なんて、絶対食うか! で、Bootsへ行きました。イギリスのチェーン薬局です。ここで売ってるマンゴーの香りのバス・ジェルがお気に入りなのです。アメリカのバス・ジェルは決して安くないし(みんな使わないのか?)、匂いが人工的でちっともほっとできないので、以前出張のときに買ったこのBootsのジェルをそれは大事に大事に使っていたのです。 1個1.1ポンド。250円だと思っても、これは高くない! 思わず、二つ買ってレジへ。 買い物を済ませたら、これ以上免税店エリアにいるのは危険な気がしてきたので、さっさと搭乗口に向かいました(苦笑)。 ここまでは、完璧でした。 問題は、シカゴに降り立ってから、です…… まず、(航空グループが違ったためか)Chicago-Madison行きの発券はLondonではしてくれませんでした。まあ、席は確保されているのだし、Chicagoについてから発券してもらえばいい、とそのまま飛行機に乗りました。 Chicagoはアメリカでの最初の上陸地点になりますから、入国審査と税関を抜けないといけません。 そして、面倒なことに、これはもう一回セキュリティゲートを抜けなければならない、ということを意味します…… まあ、文句は言いますまい、下手にチェックを簡略化してハイジャックされたら困りますから。 少々ゴタツキはあったものの、AAでチケットをもらい、トランクを預けてセキュリティ・ゲートへ。ところが、私のチケットには見慣れない「SSSS」の文字が。 こんなん見た事ないなー、なんだろ、と思っていたら、案の定、やられました…… どうも、こいつは第一級危険区域からの乗客、という意味だったらしいのです(爆) そっかー、ロンドン、ハイジャック未遂があったからな(TT) ヒースロー乗り継ぎにはこういうデメリットがあったか、と思いつつ、混雑の強化セキュリティチェックラインへ。(でもそれなら、最初から「SSSS」のチケットはこっちへ並べ、と言ってほしかった……二重に並んじゃったじゃん) でも、特に金属は身につけていないし、少々ボディチェックきつくても問題あるまい、と余裕で荷物をX線検査機に通した瞬間、疲れ切った表情のセキュリティゲートのおにーさんの眉が跳ね上がりました。 え?? え??? おたおたする間にわらわらと人が集まって来て、皆モニターを覗いています…… な、なんで?! だってBrusselでもLondonでもつかまらなかったのに!! おにーさんが荷物を全部バラしはじめ、ハロッズの袋の中身を取り出し…… で、出て来たのがBootsのバス・ジェル2個(涙)。 し、しまったあああ!! こいつはまごうことなきジェルだ!!! 空港では降り立った瞬間からまるでBGMのように、"Remember, 3-1-1"と繰り返し、持ち込みできるジェルの量は3オンスを1枚のビニール袋に入れて一人1個まで、と言い続けているのに、おまえさん耳がどうかしとるのかね、と言いたげなお兄さんの視線……(涙) まあ、ヒースローで買ったのがまるわかりの袋に入っていたので、凶悪犯の疑いはかけられずに済みましたが。 いや、ゴメン、すっかり忘れてたんだってば(涙) 当然、機内持ち込みはできないが、荷物は既にチェックイン済み。残る手段は捨てるか、自宅に送るか、です。 送るとなると、多分10ドル以上はかかります。が、なんとしても、今ここでBootsのジェルを捨てるのは悲しすぎる(TT) というわけで、結局15ドル払って郵送しました(爆)。 うーん、1個10ドル弱のジェルか……また大事に大事に使わねば(涙) ところで、似たような失敗をする人のために、最近はどうもゲート脇に配送システムが備え付けられているようです。以前は一度外へ出て何処かで送ってこい、と言われたので、まあ、便利にはなりました(割高ですが)。 そういうわけで、今回の教訓。
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本日、バスのpassを更新しに行って参りました! こちらへ来て、驚いた事のうちのひとつが、このBus Passです。 Madisonには鉄道が一応ありますが、貨物専用で客車はありません。なので、公共の交通機関というと、市外まで縦横に伸びるバス路線のみということになります。 で、このバス路線全てに乗れるPassが、なんと、University Wisconsinの関係者は無料で貰えるのです!! 一年間有効で、学生及び教員、職員であるかぎり支給されます。 いくら大学街だといっても、一応Wisconsin州の州都だし、よく他の会社の人が黙っているものだ、と思いますが(まあ数年前にバス賃が値上がりしたときには流石に問題になったようですが)恩恵を受ける側としてはこんなに有り難いシステムはありません。 つまり、市内は土地が不足しているので車で出勤・通学しないように、ということなのだとか。 日本ではそんなものは常識ですが、車社会のアメリカでは厳しい要求ということになるんでしょうか? 学割ではなく、タダパス支給とは、本当に太っ腹です。 (ちなみに、お金を払ったら距離に関係なく1回1.5ドル。行き帰りを考えると3ドルですから、自前で払うと結構な額です。) ただ、やはり、譲渡や使い回しの問題を避けるためか、一応University ID(写真付き)を携帯していないと無効、ということになっています。滅多に求められませんが、たまにキャンペーン期間中なのか、どの路線に乗ってもIDの提示を要求されることがあります。 とはいえ、圧倒的に大学関係者が多いこの街では、どれほど不正利用の例があるのかわかりませんが……(^^;;) 日本で大学の学費が高い、と騒がれて暫く経ちますが、実は、アメリカの大学(学部生、こちらではunder graduateという)の学費は日本どころの騒ぎではありません。 日本の年間の学費はまだ50万程度ですが、こちらでは、州立大といえど、その州(もしくは協定のある近隣州)の居住者でフルタイム1年間6000ドル、そうでなければなんと20000ドルです。アメリカ人でなければさらに+αです。日本なら、かなりお金持ち私立校に行ける金額のはず。 こっちの学生さんは自分でローン組んで大学に行く人が多い(そりゃ、生半可な親ではそんな金額ホイホイとは払えないでしょう)ので、なるほど、そりゃお勉強に必死になるはずだ、と頷けます。 もし卒業できなかったら、学歴がなくてPayのいい仕事につけない上に、数百万規模の借金を抱えることになるわけですから。 でも、その代わり、一度大学に入ったらその恩恵は十分に受けられる環境だとつくづく思います……バスパスもそうですが、図書館なども日本の地方国立大とは比べ物にならないほど充実しているし、論文も大学のIDで殆どの雑誌が無料でダウンロードできます。 私は物理畑の人間ですが、そんな私でもpubmed(医学関係の論文を集めたサイト)からウサギ関係の論文をタダでダウンロードできるのです! 日本にいたころは、自分の関係分野の雑誌はダウンロード可能でしたが、専門外の資料は流石に落とせませんでした(1部20ドルくらい払わないといけない)。大学の全学部生に、全分野の論文の閲覧を許可する契約料がどれほどのものか、考えると気が遠くなりますが、それを提供するのが大学の役目だという確固たる信念があるのでしょうね。 それから、もうひとつ、重大な学費の還元先があります。 それは、大学院生への手当です。 実は、こちらでは、一度学士号をとってしまえば、その先はほとんどタダで大学院に行けるという素晴らしいシステムがあるのです! 勿論、授業料は設定されているのですが、Teaching Assinstantとして働く事で大学から給料が出ます(分野によるかもしれませんが、理系はほぼそうです)。そのお金で、自分で学費を払って生活費も出せるのです。 (だから、日本の大学の受験はイヤだから大学はアメリカにいって…なんて考えているそこのアナタ、悪い事は言わないから、どこでもいいから日本で学士をとってから来た方がいいですよ!! その方が圧倒的に待遇もいいし、安上がりです!!!) 大学院生は、学部生と違って、研究室を運営していくために必要な存在です。教授一人で結果は出せませんから。だから、お給料を出すというのは当然の考え方なんでしょう(日本ではそうではないですけどね、、、博士課程の学生からまで学費とるってどうかしてるよ!!) 勿論、そんなお金が湧いて出てくるはずはありませんので、それも全て、高い学部生の授業料から捻出されている、ということなんでしょう。 日本にいた頃は、イギリスなどの例を引き合いに出して、日本の学費は高すぎる、と憤慨していましたが、今は学生ローンのシステムがしっかりしてさえいれば、こういうシステムもアリかな、と思います。問題は、学費が高いことより、むしろ、学生が学業に支障をきたさない範囲で自力で大学に行く手段が殆どない事のほうですよ。育英会(もう今は日本学生支援機構だけど)から月4万貰ったって、学費すら満足に払えない。生活は勿論ムリ。だから、親に頼らず卒業しようという志ある若者が、日夜バイトに明け暮れる、なんて本末転倒な事になるのです。 イギリスみたいなシステムは、14、5歳の若さで将来が決まってしまう恐るべきOレベル、Aレベルテストがあるため、限られた人間しか高学歴コースに進まない、という背景でこそ可能なんであって、大学への進学率が高い日本じゃどう頑張っても資金が足りません。 だったら、自分のノーミソ鍛える金は自分で調達する、というシステムを作るしかないでしょう。ねえ? 話が交通機関からすっかり逸れてしまいましたが(^^;;) もうひとつ、多分Madison夏の風物詩といってもいいと思われるのが、赤いタダ自転車です。 実はこれ、公共機関ではありませんが、Budget Bicycle Centerという中古自転車ショップが貸しているもので、夏の間はとくにあちこちでお目にかかります。かくいう私も昔世話になりました(^^;) これは、市内の車の交通量を減らす運動の一環で、デポシットを70ドル程度はらうと3ヶ月ほど赤く塗られた自転車を借りる事ができる、というもの。デポジットは、自転車を返すと(よほど酷く汚したり壊していない限り)全額返金してもらえます。 こちらでは、高すぎるフルタイムスクールに来るかわりに、夏の間だけ仕事を休んでサマースクールにくる人も沢山います。そういう人達は、長くて3ヶ月の滞在ですから、自転車を買うのはばかばかしいですよね。そんな場合にも、赤い自転車は大変便利です。 最後は、車。 もちろん、こちらは車社会ですから、車で出勤する人の数は相当な数にのぼります。 が、Madisonは湖に挟まれた特殊な地形も手伝って、原理的に一定数以上の車が流入出来ません。それが地元の人には大層不満のようですが、東京のものすごい混雑を切り抜けてきた身としては「それでいいのヨ!!!」って感じ!(笑) どんな渋滞も、要は、車が多すぎるのがいけないのです!!(きっぱり)。 東京23区のような、円形の都市は、外郭の長さに対して中身の面積が広い。その中にギュウギュウに車を詰め込めば、当然、出口は大混雑です。 ところが、Madisonの中心部は、湖に挟まれた狭い地峡の上にある(地図参照)。この狭い土地では、十分な数の駐車場も作れないから、自然駐車場の契約料は上がり、みんなタダバスやタダ自転車を使いたくなるわけです。 まあ、夏はMadison名物夏の工事シーズンで、幹線道路も路線現象されて大渋滞、ということもままありますが、それにしたって、もとの車の数が知れているから、一時間もすればそこそこ解消します。首都高の6号から4号に抜けるまで6時間かかった、なんてウソのようなホントの話は、起こり得ません(実話。ほんと、シャレになりませんよ、、、)。 そんなわけで、Madisonの交通事情は、利便性も金額的にも私としてはかなり快適な部類に入ると思います。 何故、日本ではなかなか同じようにいかないのか、考える度に、物事はそう簡単には進まない、と思い知らされます。 同じシステムを東京の真ん中で導入しても、自転車人口は増えないだろうし(従って車の量は減らない)、これは人の移動の激しいところだからこそ有効活用されている、とも言える。 第一、東京の狭い道を自転車で走るのはかなり危険です。芝生もなくて、つまらないしね。 こちらには、天気がよければ、自転車の方が気持ちいい道がいっぱいあります。春先なら、出勤がてらノウサギの子供達も拝めますし、7月頃の夕方は蛍が飛びます。 そういう環境がないところで、いくら赤いタダ自転車があっても、あまり需要はないだろう、と思うのです。 こちらには、すごくいいシステムがいろいろとあるのだけれど、それを日本で実現しようとしたらまず片付けなければならない問題が山ほどある……使える土地の広さと人口密度がこうも違ったら、簡単には適用できないわけです。 もっとも、Madisonは全米でも住みやすい街上位候補だから、これを適用するのはアメリカの中でも難しいってことなんでしょうが……。。 |
TiVoのお陰で、面白い番組を録れるようになりました。 お気に入りなのが、Sciense チャンネルとPBS。 PBSといえば、「Nature」や「Nova」など、NHKエンタープライズのような番組をいっぱい流してくれて大変嬉しいのですが、最近のお気に入りは「Independent Lense」です。 これは、一人(というか多分independentの)の監督が取材を通して作ったドキュメンタリーを集めて放送するシリーズで、毎回大変見応えがあります。内容は、まあ、アメリカの商業主義テレビ局には作れない映像ばかりといえば想像はつくかと(笑) その中に、先日、「ミリキタニの猫」という番組がありました。 もともとは、昨年公開されたもののようです。 これは、ちょっと凄かった。 毎回Independent Lenseはいいと思うんだけど、出色の出来映えです。 後で調べていたら、ドキュメンタリー映画の賞を四つもとっていて、成程、と頷けました。 こんな凄い番組、どうして日本でやらないんだろう、と思ったら、今年の夏全国ロードショーとのことです(まあ、ユーロスペースだから、あまり上映館数はないんですが…) ミリキタニの猫 公式サイト 東京国際映画祭のホームページ 以下、ネタバレを含みますので、「自分で見る!!」という方はご注意下さい。 (もっとも、内容知ってても十分見る価値ある、と私は思いますが。) 客観的な内容については公式サイトや他の人のブログで紹介されているので、私は率直に自分が思った事を書きたいと思います。 *** 「ミリキタニ」というのは、日本人画家の名前です。ちょっとあまりない名前なので、最初は何の事かわからなかったのですが、オープニングに出て来た彼の絵で、これは日本人だ、と分かりました。 で、どんな話だろう、と余計に興味が出て来たのですが…… シーンは、冬のニューヨーク、一人の路上生活者へのインタビューで始まります。 かじかんで動かない手に、クレヨンを持って、日本人の老人が絵を描いています。 監督は、リンダ・ハッテンドーフという女性。彼女が、直接インタビューをしているのです。 名前は、と聞いた彼女に、老人は「Mirikitani」「Great Master Artist」と答えます。 正直いって、この時点で、この人はちょっとおかしいのではないのかな、と思ってしまいました(スミマセン)。 曲がった背中の下から見上げる視線は昏く、自分の事を「Great Master Artist」だと言う。 画家を目指してアメリカに渡ったが、結局ものにならず、今でもそれを諦め切れずにいる、そんな風に見えてしまったわけです。 彼の絵は、確かに独特の雰囲気がありましたが、この時点ではかなり荒れている印象を持ちました。だって、冬のニューヨークですよ! 寒さは肌を差して痛いくらいです。まともに絵がかける気候じゃないです。 しかし、そんな私の思惑をよそに、彼女は何度もミリキタニの元に足を運ぶのです。そうすると、老人はぽつぽつ語り始めます。 自分はアメリカで生まれたこと。それから日本の広島に渡り、日本で育った日本人であること。戦争で、徴兵を逃れ、再びアメリカに渡ったこと。戦争で多くの家族や友人を失ったこと。 少しずつ、見ている方は、彼の昏い視線の理由を悟り始めます。 でも、私はそれで純粋に感動出来る程素直な人間ではないので(苦笑)この時点でまだ、この人の言ってる事ホンマかいな、と疑っていたわけです。 それは、とりもなおさず、私自身が、第二次世界大戦によって日本人がアメリカでどういう苦労を強いられたのかを、あまりにも知らなかったという証明に他ならなかったわけですが…… 転機は、2001年の9月11日に訪れます。同時多発テロの当日、彼は炎上するツィンタワーを描いていました。彼の描く絵には、その直前に紹介された、彼が広島の8.6を描いた絵と同じように、曲がりくねった炎の絵が描かれています。 ニューヨークは厳戒態勢に入り、街は瓦礫の砂塵で埃だらけ。監督は、街で咳き込んでいた老人を自宅に呼び、借りの住まいを提供します。 そもそも、監督は女性、一人暮らしです。そんなところに、路上生活をしている老人を連れ帰る、その事に、私は驚きました。彼女がクリスチャンかどうかは知りませんが、何か、そういうキリスト教的文化の、非常にいい面というか、凄い面を見たような気がしました。取材の対象だから、という、それだけの動機で出来ることではないな、と。その後彼等の共同生活が始まるわけですが、全ての柵を捨てて路上生活をしていた80すぎの老人と、うまくやっていくというのは並大抵のことじゃないですよ(笑)自分の本当のお爺さん、お婆さんとだって上手くやっていけなくて、問題を抱えている人が多いというのに。 (東京国際映画祭のホームページでは、この日の彼等の交流が、監督のリンダ・ハッテンドーフ氏の言葉として紹介されています。彼女曰く、あの9.11がなければ、ミリキタニ氏は自分のアパートに来る事を承諾しなかっただろう、と。彼女は過去に何度か、雨の日にミリキタニ氏を家に誘った事があったが、その度に断られていたようです。彼女は、ミリキタニ氏が以前に、広島の人々が、原爆投下直後に、その空気に毒が混ざっている事を知らなかった、と口にした事を思い出し、「この雨にも毒が混ざっているかもしれない」と説得して連れて帰った、とのことです。) 監督の家で仮住まいの場所をもらった老人は、怒濤の勢いで絵を書き続けます。 このあたりから、この人、本物の絵描きかもしれない、と(素直じゃないですね(笑)) というのは、その絵に対する情熱というか、執念もさることながら、暖かい場所できちんと食事を取って、タッチが戻って来た感じがしたんですね。 基礎がかなりしっかりしている、そういう印象を持ちました。 それで、「Great Master Artist」というのはハッタリではないのかも知れない、と。 9.11以後のアメリカの動き、それを見詰める老人の視線、映画は淡々とそれらを映していきます。こういう映像は、あまりアメリカではお目にかかれません。いろいろ効果を弄って、監督の思惑に観客を誘導するケースが非常に多いのですが、このドキュメンタリーは全編を通して、過剰な演出を抑え、観客の感じるままに任せています。 その後、「ミリキタニ」という珍しい名前が幸いして、監督は彼の肉親もしくは親戚かもしれない人物への手がかりを得ます。色々と手を焼いてくれる監督に、老人は少しずつ心を開き始めます。そうして、次々に明らかになる老人の過去。戦争が、在米日本人にどんな悲劇をもたらしたのか。被爆した広島で家族を失い、アメリカでは収容所で友人を失い、市民権も奪われて、生きる権利を剥奪されてきた現実。アメリカ政府への強い不信感。彼は頑にソーシャルセキュリティナンバー(社会保障制度のための国民背番号)を担当者に教える事を拒み、アメリカのパスポートなど要らない、今は日本のパスポートで何処へでも行ける、と言い放ちます。 アメリカでソーシャルセキュリティナンバーを得るというのは、生活する権利を確保するのと同義です。前にも書きましたが、学生などで身分が保証されているならともかく、そうでなければ何一つ契約の類いができないからです。ミリキタニ氏はアメリカで働いていたのだから、当然年金を受ける権利があるのですが、それだって SSN がなければ支給してもらえないのです。それを拒むというのは、本当によほどのことです……こっちへ来て、それがよく分かりました。同時に、彼が何故路上生活を選んだのか、漸く納得がいきました。 監督と、ソーシャルセキュリティオフィスの担当者の粘り強い働きかけで、老人の怒りは少しずつ解けていきます。市民権も、実は既に回復されていた事が知らされます。「誰もそのことを貴方に教えなかったの?」 監督の言葉に、なんとも言えない複雑な表情をするミリキタニ氏。これは、ものすごく納得してしまった。アメリカって、ほんとに、一時が万事そうなんですよ!! 書類を発行したところは、それで仕事は終わり、それがちゃんと先方に伝わったかなんて気にしないし、それがちゃんと伝わるような努力も全くしない。たまたま人から聞いて自分で調べて問い合わせなきゃ、誰も教えてくれずに知らないままだった、なんてのは本当にザラなんです。 これ以上は、もう、フィルムを見てもらった方がいいと思うのですが、本当に久しぶりに、涙腺が緩んでしまった(苦笑)。それは、フィルムの構成がどうの、という問題ではなくて、一時間(本当の映画は90分のようですが)の間に、どんどんと変わって行くミリキタニ氏の表情に打たれたからです。この映画、色々と考えさせられるテーマはあるのですが、私は、この老人の表情の変化も、一つの大きなテーマなのではないかな、と思っています。 上のリンクにある、ミリキタニ氏の写真。笑って、ピースをしています。この笑顔から、昏いものを込めた冒頭の表情は想像出来ないと思います。曲がっていた背もすっかり伸び、視線は真っ直ぐ前を見ています。 一体、あの戦争で、どれだけの人が重い過去を背負わされ、今もそれに押しつぶされながら生きているのか。そこから開放された時、人の表情はどう変わるのか。それを開放するのに、どれだけの長い時間と、絶え間ない周囲の努力が必要なのか。 この映画の凄い所は、他でもない監督がその努力によって、その大変な偉業を成し遂げたというところにあるのだと思う。だから、ただのドキュメンタリーと呼べる以上の、大変な説得力と魅力を持っているのだと思います。 ひとつだけ、東京国際映画祭のホームページから言葉を引用します。 「ジミーは私たちすべてにとって、何事も遅すぎることは決してないということを示す実例なのです」とハッテンドーフは言う。「長い間求め続けてきた法的許可と敬意を、彼が実際に手に入れた姿を見るのはすばらしいことです。」 是非、機会があったら見てみてください。 (私も全編見たいです……Indepent Lenseは1時間番組だから、途中カットされていたかも知れない。。) |
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