excitemusic

渡米生活日々の備忘録。
by lily_lila
ICELANDia
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
外部ブログリンク
「渡米生活。(日記)」
もう少し日々のツブヤキに近い内容はこっちに移動しました。
プログラム関係、web関係もそのうちこちらに移します。

「the Gerden of Ethel」
我が家のウサギブログ。
ウサギは、家に連れてきて最初の2週間以内に体調を崩す可能性が高い生き物です。飼う前にご一読を!
ちょっと待って、ウサギを買う前に…
最新のコメント
ブログパーツ
トライアルセット
記事ランキング
検索
ブログジャンル
以前の記事


カテゴリ:渡米生活...英語( 11 )
中国からの英文スパム ー ドメインネーム衝突回避勧告
ぱっと見スパムかどうか判別しづらいメールがきたので、備忘録。
(急いでいる方のために結論を先にいうと、返信するのは止めておいた方がいいと思います。)

(Please forward this to your CEO, because this is urgent. Thanks)

We are a Network Service Company which is the domain name registration center in Shanghai, China. On Jan 6, 2014, we received an application from Huake Ltd requested "xxx-xxx" as their internet keyword and China (CN) domain names. But after checking it, we find this name conflict with your company name or trademark. In order to deal with this matter better, it's necessary to send email to you and confirm whether this company is your distributor or business partner in China?

Kind regards
Simon Cheng


***************************************************
Simon Cheng
General Manager
YIGUAN (Headquarters)
Tel: +86-21-6191-8696
Mobile: +86-182-2195-1605
Fax: +86-21-6191-8697
f0064866_215588.png


文中の"xxx-xxx"は、私が管理しているドメイン名のうちの一つです。

このメールは、web上には公表していないアドレス宛に送られてきました。
つまり、メアド収集ロボットによる自動スパムよりは、多少手間をかけて送られてきています。
(実はオンラインで公開しているpdfにはメアドが書かれているので、そっちが検索エンジンにかかったのかも知れない。今度からメアドは画像にしよう…)
また、メールに書かれていたサイトにアクセスしてみると、どうやら実在する会社っぽく見えます(本当にまともな業務をやっているのかどうかは勿論知りません)。

用件は、要するに、こういうことです。

自分達は中国のドメインネーム登録サービス会社である。中国で"xxx-xxx.cn"等のドメインを取りたいと考えているHuake Ltd という会社があるが、調べたところ、あなたのドメインとconflict(衝突)していることがわかった。
この問題により良く対処するため、この会社が中国におけるあなたの関連会社もしくはビジネスパートナーかどうかを確かめる必要があり、メールした。


まあ、この英語がとてもビジネスをやるレベルのものではないことからして怪しいのですが、私自身これと大差ないレベルで国外のお客様とやり取りしていますので、そのままスパムゴミ箱に突っ込むのは怖い。
かといって、万が一生きているアドレス収拾のためのメアド収集スパムだったらと思うと、うかつに返事も出来ない。

いやらしいのは、この最初の一通目は、ただ「このHuake Ltdという会社はあなたの関連会社か」と訊いてるだけなんですよね。しかし、Huake Ltdなんてネットで検索してもひっかからんし(笑)。

で、まあ色々探したら、これらにわざと返信した勇者がいて、結局これは「中国でビジネスやりたいんだったら取られる前にドメインとるのをお勧めします」的なセールスだったことが判明しました

こちらのサイトに詳しいメールのやり取りがかかれています。

http://squelchdesign.com/web_design_newbury/chinese-domain-name-registration-scams/

これを見ると、客が釣れたとみるや、どんどん脅迫的な文章になっているのが分かります。
こんな感じ。


You must know domain name takes open registration, this is international domain name registration principle. So the company has right to register them. As a domain name registrar, we have no right to refuse their application. We aslo suggest this company should change another name but they stick to this name so if your company want to prevent anybody from using these domains, the only way is to register these CN/ASIA domains and internet keyword.


You must knowなんて、ビジネス文書に絶対使わないような表現ですよね。
つまり、ドメインネームの取得は早いもの勝ちなので、自分達にそれを阻止することは出来ない、止めたかったら、相手より先にあなたがとるしかない、という論旨です。

勿論その通りなんだけど、ここで脅されてOKしてしまうと、なんと.asia、.cnを含む4ドメイン(38.8 USD/ドメイン)、キーワード1つ(148 USD)で合計約340ドルだそうです!
ちなみに、日本ではcnドメインは2800円くらい。


ちなみに、この勇者の方(笑)は、何度も担当者が変わるのに、全く同じ英文のミスを犯していることから、実際は同一人物のなりすましメールだといっています。
同様に、会社名を変えたバージョンも複数存在するみたい。
記事の最後にUpdateとして、なりすましの可能性のある会社名や人名がリストされていますので、これに似たメールを受け取ったのだけど、微妙に会社名が違う、という方はチェックしてみて下さい。


というわけで、結論は、やっぱりスルーが一番、ということのようです。
Huake Ltd が実在する会社なのかどうかも、結局分からずじまいだし。

しかし、メールに書かれている内容はほとんど正しいので、ある程度有名なドメインを持っている方や、自分のドメインとTLDしか違わないドメインで全く異なるイメージのwebを作られたくない方は、ドメイン取得に関しては考慮の価値があるかも知れません。
これだけドメイン取得が安価になった現在、大して有名な企業でなくても、あまりよく知らない素人を相手にドメインを取得しておいて、あとで売りつけるなんてこともあるのかも知れん。コスト的にどうなのか、わかりませんが。

ただ、ドメインを押さえるなら、何もこの怪しげな会社を通す必要は全くなく、日本だったらムームードメインお名前.comあたりでは中国ドメインも扱っているようです。


ちなみに、うちは…どうするか思案中。
別に中国で事業をやる気はないんですが……
最近出版物やオンラインの無料公開物がぼちぼち出つつあるので、それを全部そのままパクられて、全く関係のない第三者になりすましの中国サイトを作られたりするのは、かなりイヤだなあ、と。
Huake Ltd がこのメールの差出人のでっち上げだったら全く問題ないんですが。

流石に、登録商標とって本家ドメインを乗っ取りにくるようなことはないでしょうが(そこまで利益の出る商売じゃないので)、ドメインはかなり値段が下がってきているので、現実にそういう攻撃をやられて、こちらのイメージを著しく損なうようなwebを作られちゃうと、困りますよね。
長い間使ってきたドメインを捨てるか、先方からドメインを買取るか、諦めて放置するか。
今のドメイン捨てるのはかなり痛い。メールアドレスも使えなくなるからなー。

個人事業で細々とやってるところにまでこんなメールがくるんだから、ホントある意味ネットって怖いです。
[PR]
by lily_lila | 2014-01-08 03:00 | 渡米生活...英語 | Comments(7)
Fee? それとも Fees?
突然ですが、ちまちまとwebサイトのヘボ英訳をしていて、疑問が。
fee と fees って、どっちも「手数料」って訳されるけど、何が違うんだろ?

具体的には、late fees はなんでfeesなのか、って思っただけなんだけど……
(late feesは、遅延金とかですね。家賃の支払い忘れると、コイツを20ドルくらいとられる。)

そしたら、同じ疑問を持った人がいたみたい(笑)
Is there any difference between 'FEE' and 'FEES'?

まあ、これに書かれている回答をちゃんと理解したわけではないのだけど、少なくとも late fees は、多分支払いが完了するまでどんどん積み重なって、複数回適用されることがあるからだ、とわかった。

そういう事が一目で分かっちゃう英語って、ある意味残酷だなあ(笑)。
[PR]
by lily_lila | 2012-02-16 17:58 | 渡米生活...英語 | Comments(0)
アメリカでぶら下がり健康器を買う
仕事が煮詰まってきました。
で、そうすると、また腕の痛み復活(TT)
プログラミング仕事と腕の鈍痛はもはや切り離せない状態になっております(涙)

ただ、完全に痛くなる前に、マイクロブレイク(こっちでエルゴノミクス部門の人に教わった。15分ごとに体を動かす)で縮んだ腕の筋を伸ばせば、騙し騙し使える、ということもわかっている。

で、時折、仕事中に無性に「ぶら下がり健康器にぶら下がりたい!」と思うのだが、これって、アメリカではどう言うの?? 
勿論、辞書で「ぶら下がり健康器」なんて引いても出て来ないわけで。
(名前がわからなければ、検索もかけようがない)

色々さまよった挙げ句、どうやら、 ”Power Tower"というのがそれに近い形状を指すらしい、と分かりました。
しかし、日本の「ぶら下がり健康器」は背筋伸ばしのためのストレッチ機具ですが、"Power Tower" は主に懸垂して筋力をつけたい人のためのものです。
なので、まともなところで買うと、余計な機能がゴテゴテついてきて、えらい値段が張ります。
場所もとるので、とてもじゃないが、職場のオフィスにコッソリ置くなんてできない。
妥協するとしたら、Amazonで売ってるコレくらいか。
(それでも十分でかすぎるが)

http://www.amazon.com/Stamina-50-1690-1690-Power-Tower/dp/B002Y2SUU4

でも、これでも88ドルだよ……。
日本のぶら下がり健康器だったら、今時送料込みで4000円未満なのに!
多分、アメリカまでの送料払っても、日本で買った方がお得だな。。
きちんと送料計算してみたら、そんなことありませんでした(汗)
「室内ハンガーです!」と言って言い張れないこともない形状だし(笑)
日本製ならめったな事じゃ壊れないし。
(ただし、日本人が使う限り、と注釈つき。こっちのでっかいお兄さんがガンガン懸垂なんかやったら、多分壊れるだろう。)

というわけで、折角”Power Tower”が分かったけど、あんまり意味なかった。。。


追記


Twitterの方で、早速コメントいただきました!
Door Gymなら 20ドル未満で買える、とのことです♪

早速見にいってみました。
どうやらドアの部分につけなければならないようです。(なるほど、それで ”Door Gym”ね、と納得した)
お家に欲しい方はこの方が良いかもしれませんね。収納にも困らなそうだし!

私の方は、職場の部屋の入り口にこれをつけるわけにはいかないので(流石に目立ちすぎる ^^;) 当初の予定通り日本のぶら下がり健康器を買うか、上記の製品で妥協することになりそうです。。
……それとも、上司に、「みんなで共用しよう」ってことで、どっかに設置するよう打診してみるか?(笑)
[PR]
by lily_lila | 2012-01-28 07:22 | 渡米生活...英語 | Comments(0)
英文サイトの記事を簡単に読む方法〜「ずるっこ」+「Macのスピーチ機能」

いや、「ずるっこ」、画期的です!
開発者様には、是非是非お礼を申し上げたいです。

ある程度、英語の構文解読能力があるなら(殆どの場合、5文型で事足りる)、プッと笑えるような訳をしてしまうweb翻訳機能に頼るより、自力で読んだ方がよほど情報が正確に分かります。

……で、自分の専門に近い分野ならそれなりの速度でも読めるのですが、一歩専門から外れると、もう分からない単語が多すぎて、「ちょっと読んでみようかな」なんて程度のモチベーションだと、挫折しちゃうんですよね。。

で、今まで、自然科学系の記事以外はほとんどスルーしていました。
自然科学系でも、生物系、医療系はやっぱり専門用語が多くて挫折。
政治なんて全然ダメ。

ところが、この単語調べの部分を、「ずるっこ」は、ブックマークへのクリック一つでやってくれるんですよ!

More
[PR]
by lily_lila | 2011-03-05 17:43 | 渡米生活...英語 | Comments(0)
アメリカのお店(のレジ)でよく聞く英語
買い物のときに必要な英語なんていうと、英会話ブックに必ず載っているものですが、実際に現地に飛び込んでみると、「こんなん聞いた事ないヨ!」という英語に結構出くわします。

私が知らないだけか?
まあ、とりあえず、もうすっかり耳慣れてしまったけれど、最初来たときは意味分かんなかった英語例文集です。

[マクドナルドなどのファストフード店のレジで」

"For here? to go?"

ここで食べるか、それとも持ち帰りにするか、という質問です。日本でよく使う「テイクアウト」はまず通じないと思って間違いないです。一生懸命そう言ったら、「Take away」か? と逆に質問されてしまいました。

[スーパーマーケットのレジで]

"Paper or plastic?"

なんのこっちゃい、ですよね(笑)。これは、買った品物を詰める袋を、紙袋にするか、ビニール袋にするか、と聞いているのです。

こちらのスーパーは、リサイクルして何度も使ってもらうための紙袋と、所謂日本でいう「レジ袋」の両方を置いているところが殆どです。
ちなみに、「ビニール(vinyl)」という単語はこっちでは殆ど使いません。日本の感覚でビニールっぽいものを表現したければ「プラスチック(plastic)」です。
なので、ビニール袋は"plastic bag"です。
サランラップも、"plastic wrap" です。

"Credit or Debit?"

こちらはカード社会ですので、レジで現金を使うこともあまりありません。
それで、カードを出すと、こう聞かれます。

というのは、こっちの銀行カードにはデビットカード機能がついているものがほとんどだからです。
クレジットカードの普及率と同じくらい、デビットカードも使われているわけですね。

ところで、この「デビットかクレジットか」という質問は、必ずしもカードの種類だけを聞いている訳ではありません。まあ、クレジットカードはクレジットカードとしてしか使えないのですが、デビットカードは、クレジットカード的な使い方が出来ます(引き落としは即時行われるので、勿論正確にはクレジットではないんですが)。

「クレジット」と言えば、カードを使用した後のサインを求められます。
「デビット」と言えば、暗証番号を入力するよう求められ、サインは必要ありません。


ところで、関係ないですが、こちらに来た当時、この"Credit"が満足に発音出来なくて随分悔しい思いをしました。
まあ、コテコテジャパイングリッシュで「クレジット」といっても、二者択一だから分かってはくれます。
しかし、Nativeの綺麗な発音を聞かされたあとで、舌っ足らずに「くれぇでぃっと」に繰り返すのは、やっぱり情けないじゃないですか。

で、この発音の練習のために、ひたすらクレジット決済ばかりしていた時代があります(笑)
今は、……まあ、カンペキじゃないですが、最初よりはずっとマシな発音が出来るようになったかな(笑)。


"Would you like cash back?"

これは、日本人だったら知ってないと絶対意味わかんないです。
「え、お金返してくれるの?!」ってつい思ってしまいますが、、、

これは、デビットカードが即時決済カードであることを利用した一つのシステムで、銀行の口座に引き落とせる残高があれば、品物の購入時にcash backを頼んで現金を間接的に引き出すことが出来るのです。

つまり、10ドルの買い物をしたとして、現金がないので40ドルほど財布に入れておきたいと思ったとき、このcash backで40ドルお願いします、と言えばいいわけです。
そうすると、お店の人は、10ドルの買い物の金額+40ドルで合計50ドルをデビットカードに請求します。

つまり、日本だったら、時間外に銀行からお金引き出したら、手数料とられたりするのに、アメリカではタダでスーパーマーケットからお金が引き出せるわけですよ!
これは、実に想像以上に便利です。
ただし、殆どのスーパーは上限値を決めていて、精々50ドルくらいまでですが。
もっとも、アメリカでそんなに現金持ち歩いていたら危険なので、そのくらいで十分なんですけれどね。

あと、勿論、この技は基本的に借金であるクレジットカードでは使えません。
銀行発行のデビットカードを使用して、"Credit or Debit?"と聞かれたら"Debit"と答えなくては、キャッシュバックはできません。

"Did you want a receipt?"

これは、意味は文字通り「レシートどうしますか」なんですが、時制が面白いな、と思って挙げてみました。
(ちなみに、"Would you like a receipt?" と聞く人もいます。多分こっちの方が丁寧な言い方でしょう)

目の前に客がいて、今まさにレシートがレジから打ち出されている最中なんですが、こうやって過去形で聞かれます。先の"Would you like cash back?"も、"Did you want cash back?"と聞く人もいます。

日本人の感覚だったら、これは間違いなく現在形だろうと思うのです。むしろ過去形だと、「あ、レシート必要でした?」みたいな感じになって、なんか失礼な感じがしますよね。
現在形なら、「今お客様のご意見を尊重致します」ってニュアンスが出るじゃないですか。

ところが、アメリカでは、ここは大抵過去形なんですよ。
こういった場面の決まり文句みたいですね。
もしかしたら、過去形で喋った方がちょっとだけ丁寧なニュアンスになる、とかあるのかもしれませんね。Will ~ をWould ~で言った方が丁寧な感じになる、みたいに。


このほか、お店のレジで必要な知識は、たとえば小切手の書き方とかいろいろあるんですが、まあそれは別エントリにして。
私の師匠が昔教えてくれた店で困った英語も思い出したので、付け加えておきます。

[レストランで]

"Soup or Salad?"

これは結構よくネタになっている英語かもしれません。
セットもので、スープかサラダか、どちらか選んで下さい、という意味なんですが、これが、かなりの確率で、"Super Salad"に聞こえるんですよ……。

で、スーパーサラダとは、なんともアメリカらしいサラダだ、と「それ下さい」というと、また同じ質問を聞き返されてしまう、と(笑)
なので、そう聞かれたら、スープかサラダのどっちかを選んで下さい(笑)。


今思いつくのはこのくらいですが、また何か思いついたら書き足します。
[PR]
by lily_lila | 2011-02-12 07:50 | 渡米生活...英語 | Comments(1)
へんな英語 リンクフリー

日本にいたときは何も感じなかったけれど、こっちへきてからとても奇妙に感じる和製英語の代表格は、「リンクフリー」です。

実は、自分でも昔はホームページにそう書いていたので、全然エラそうなこと言えた口じゃないんですが。

英語では、「○○フリー」ときたら、「○○禁止」となるのが普通です。
たとえば、"smoke free" は「喫煙禁止」。
スーパーで売っている卵に、"cage free"と書いてあったら、その卵を生んだニワトリはケージに入れっぱなしではなく、適度な運動をさせてもらっている(タテマエは、、これについてはまた別のエントリーで)という意味。
もちろん、"alcohol free" は「お酒が入っていない」もしくは「飲酒禁止」の意味です。

ところが、この単語の順序をひっくりかえすと、別の意味になります。

"free alcohol" は勿論、タダで飲める酒。
"free cage" は、タダでもらえるケージ(何の??)
"free smoke" は、タダの煙……そりゃ、煙はタダだよね、多分。。

で、冒頭の和製英語「リンクフリー」に戻るのですが。
日本国内では、「ホームページの管理者に断らずに勝手にリンクして良い」の意味で使われています。どうやら、日本独自の習慣らしく、外国では普通そんな断り書きをしない(webに公表した時点で、誰にでもリンク参照の権利があるとされる)、とどこかで書かれているのを見ました。確かに、その手の断り書きは英語のweb siteでは見た事ありません。

しかし、この意味、上のどっちにも該当しないですよね……。
「リンク禁止」は勿論まったく逆の意味になってしまうし、「タダのリンク」でもない。
「自由に」というのをフリー、と訳してしまったから問題がおきたのか?

しかし、英語のfreeはどっちかというと、形容詞なら「自由な」だし、動詞なら「自由にする」の意味合いが強いと思うんですよね。
「自由に」だったら、"freely" の方がよりそれっぽいような。

まあ、うんちくを並べられるほど英語に通じているわけでもないので、ボロが出る前にこのへんでやめとこう(笑)


しかし、日本人として気をつけねばならんのは、「日本国を一歩でたら○○フリーは禁止の意味!」ということであります。。

でないと、「スモークフリー」のところで煙草吸っちゃって、大顰蹙どころか、アメリカだったら警察呼ばれちゃうかもしれませんヨ!
[PR]
by lily_lila | 2011-02-11 11:03 | 渡米生活...英語 | Comments(0)
(理系のための)分かってもらえる英語を喋るための一考察 5 参考文献

過去のエントリーはこちらです。


最後に、これまで私が読んだ本をご紹介します。
とくに、この記事を書くにあたって引用はしなかったのですが、読み返してみると、これらの本から学んだ事が反映されていると思いますので。
いずれも、大変面白い本です。

  • 日本人の英語 (マーク・ピーターセン著) 岩波書店

    これは、理系英語の必読書といってもいいと思います(笑)私もよく書くよ! こーいう英語! というのが満載で、論文書く時に大変役に立ちます。

  • オバケの英語 (明川哲也 クレイグ・ステファン 共著)

    これは、幽霊がアメリカに一人留学してきて友達ができず腐っている日本人に英語を教える、という一風変わった発音の指導書です。発音の指導書としてはフツウの本に比べると圧倒的に分かりやすいと思います。著者の一人明川氏は作家でもあり、これ一冊が物語になっていたりもして、そちらも楽しめます。


  • 生きた音楽表現へのアプローチ―エネルギー思考に基づく演奏解釈法(保科洋 著)音楽の友社

    これは英語の本ではありませんが、この「エネルギー」が音の高低、長短を生み、結果として楽曲になる(つまりまず始めにエネルギーありき)という(作曲家でもある著者の)姿勢を参考にしました。従って、それを再現する演奏では、フレーズの単位の中で、エネルギー的に連続条件が満たされていないと不自然に聞こえる、というのが著者の主張です。勿論、ここで導入されているのは音楽と物理のアナロジーであって、厳密に物理と一対一というわけにはなかなかいきませんが、人間が物理の大原則の中で生きている以上、ある意味必然とも思える類似かと思います。
    理屈が多すぎて、音楽関係の方には難書とされているようですが、理系の方には結構面白いと思います(現在在庫切れで中古でしか手に入りませんが…)


ところで、「日本人の英語」の著者を調べようとネットで検索したら、ここで長々と書いて来た事がもっとずっと簡潔に、非常に分かりやすく書いてあるサイトにいきあたりました(^^;)
なーんだ。サイショから知ってれば、「ここみてね」で終わりだったのに!(笑)

トラックバックが許されていればトラックバックするのですが、ないのでリンクとコメントを少々書かせて頂きます。

これが最初の記事です。最初から読む価値はあります。

英語が苦手の日本人、真の原因はコレだ!Vol.1 日本人どうして英語が話せない?

このなかの、

英語が苦手の日本人、真の原因はコレだ!Vol.2 英語は「息」でマスターできる!

英語が苦手の日本人、真の原因はコレだ!Vol.3 どうして英語が聞き取れない?

この二つの記事がドンピシャです(笑)。

このほか、

英語が苦手の日本人、真の原因はコレだ!Vol.4 英和辞典の意外な落とし穴!

は、私も知らなかったことで、「へええ!」と納得しました(笑)。
英和辞典のアクセントの位置が英英辞典とは違う、という話です。。
これは、驚きましたが、日本人には日本式の方が分かりやすいかもな、と思いました。
もとから子音の発音が苦手なのに、子音の部分にアクセントをつけられると、そこで力みすぎて変な力が入り、発音しにくくなるでしょうから。
それに、実際のNativeの発音をきいても、矢張り一番の声の勢いは母音にある、と感じますしね。逆に、そうする為に、助走として、直前の(同一音節内の)子音部分を沢山息を使って発音する必要があるともいえますが……。

あと、

英語が苦手の日本人、真の原因はコレだ!Vol.5 英語の「周波数」とは何か?

などは、よく言われていることですね。。

ただ、私はこの点に関しては、もう少し楽観的に考えています。「周波数領域が重ならない」とか言われちゃうと、もう「えええ〜〜〜!」と絶望的になるしかないような気分になってしまいますが、そもそも、2000Hzなんて、中央のラ(440Hz)の音の2オクターヴ上よりさらに上、こんな音域の楽音(音程のある音)が出せる人間は、アメリカ人は勿論、世界中何処を探してもいないと思います。モーツァルトの「夜の女王」のアリアにでてくる最高音だって、精々中央ファの2オクターヴ上ですからね(笑)。
つまり、ここでいっている「英語の音」というのは、子音の息の音(雑音に近い)であって、我々が普通音程を聞き分ける母音の音ではないです。
で、こういう雑音が日本人に聞こえないかといったら、当然聞こえます。ただ、耳元でやられると耳が痛い、と顔を顰めるでしょうが……

だから、日本人だって聞こえないわけじゃないけど、2000Hzもあるような音は雑音としか認知しないので、無意識に聴く時にフィルタをかけて落としている、というだけだと思います。だから、一度、自分自身でその雑音を発音することを覚えたら(つまり正しい子音で、ですね)、ちゃんと耳に入ってきます。これは私の経験とも合致します。

(というか、常々思ってたんですけど、こういうデータって一体どういう取り方してるんでしょうね? どこの部分のどんな音をサンプリングして、2000Hzから12000Hzなんて言ってるんだろうか。人間の声帯の構造からして、これは声帯から出る声では有り得ない、と思うのだけれど……。そもそも喋る言語は周波数の決まっている楽音とは違うから、多分フーリエ解析にでもかけて周波数を抜き出しているのだと思うのだけど、それだったら、普通に聞こえる母音の部分もサンプルすれば当然2000Hzより下にもピークが立つ筈だし……うーん、わからん。)


ところで、2000Hzから12000Hzなんていうのは、音のエネルギーが振動数と振幅の二乗に比例することを考えたら、相当高いエネルギーが必要です。(少なくとも日本語の1500Hz以下に比べて。)
まあ、これも「生きた音楽表現」からのパクリですが、そういう音を出すのに、体がエネルギーを余分に使わないで出るはずがないのです(笑)。人間だって、物理法則に支配されているのですから。

つまり、楽しようとせずに息をもっと使え、ということですね、結局(笑)。
[PR]
by lily_lila | 2008-02-18 05:24 | 渡米生活...英語 | Comments(0)
(理系のための)分かってもらえる英語を喋るための一考察 4 英文を考える能力を鍛える
過去のエントリーはこちらです。


(お断りしておきますが、ここに書いたような事は、既に多くの英語HowTo本に書かれていることかも知れません。私自身、こういった本は殆ど読まないので、中には「この本のパクリか?!」という記述があるかも知れませんが、それは偶然そうなっただけ、ということでご容赦下さい。以下のことは、私が体験上そう感じた、という話であって、オリジナリティを主張するものではありません。)


さて、最後は、どうやって口をまわすか、という問題(笑)。
プレゼンテーションでも、普段の会話でも、とっさに一言が出て来ない、というもどかしさにはどう対処したらいいか。

いろいろ、機会を見つけて喋る、というのが一番なんでしょうが、これって、結構性格によるんですよね……(^^;)
もともと、日本語でもお喋りが好きな人は、なにかと話しかけてどんどん上達するのですが、日本語でも会話はどちらかといえば気の合った相手と、のんびり、じっくりがいい、という人は困ってしまうわけです(笑)。
だって、今日初めて会った人と何喋ればいいの?(爆)
まあ、趣味は、とかお見合いみたいな会話から始めて、、、というのが定石なのかもしれないけど……

「音楽は何が好きですか?」
「クラシックです。」
「どんな曲?」
「バッハとか、ブラームスとか、フォーレとか。」

このへんで、クラシックに興味がない人は、ふうん、そうなの、で会話終わり(笑)。
けっこう、続けるのが大変なんですよね、会話って。
相手もクラシックオタクなら、もうちょっと引き延ばせるんですが、それでも所詮 "I like ~"で言える事には限りがあるわけですよ(笑)。
で、ちょっと凝った事言おうとすると、もう文章がうかばない、と……

渡米した当初、お昼ご飯がなかなか大変でした(笑)。
職場の同僚は皆とてもいい人ばかりで、一人でご飯食べるのはよくないと、必ず誘ってくれるのです。
これぞ、会話のチャンス!
でも、皆で食べにいくわけですから、皆それぞれに色々楽しい話題を出して来るのです。
問題は、それが分からない、会話のスピードについていけない(爆)。
とにかく、何かを言おうにも、全く口を挟めないのです。なんの話してるのか分からないんだから(笑)。
それでも、皆親切で、私があまり長く黙ってきいてばかりいると、私にも答えられる質問をしてくれるのです。丁度上に書いたような。
嬉しくて、一生懸命答えるのですが、文章のヴァリエーションがないから、会話が続かない。

多分、本当にお喋り好きな人なら、それでも色々、自分の知っている事を喋るのだろうな、と思いながら、何度も申し訳なくて身の縮む思いをしました。
だって、みんな楽しく喋ってるのに、一人で黙ってたら、皆だって気にするじゃないですか。
でも、言葉が出て来ない。
言いたい事と、自分の表現力に、差がありすぎるのです。それは、シャイというのとは少し違う。

自分の経験を振り返って、複数人数での会話でどんどん上手くなる人と、そうでない人がいると思うのですが、私と同じような経験をお持ちの方は、会話なら一対一から始めない限り上手くならないと思います。つまり、相手がのんびり、こちらが言いたい事をひねり出すまで、待ってくれる環境がないと駄目。そうなると、日本では、英会話のプライベートスクールに行くくらいしか殆ど道がありません。

ところが、そういうマイペース型でも、多少口がまわるようになる方法があるんですね、これが(笑)。それは、

とにかく、10分くらいのプレゼンテーションを『通しで』30回以上練習する、というのを3、4回やる。発表の場があれば緊張感があって更に良し。

おいおい、言っていることが矛盾している、そのプレゼンをどうやって上手く喋るか、って話じゃなかったの?? ってツッコミが聞こえそうですが、これがまさしくその答えです(笑)。

実は、プレゼンテーションというのは、英会話の教材として完璧なんですよ(笑)。
ルームメイトが通っているESLでは、こういうトークを "Public Speaking"というそうです。で、このクラスをとると、皆もう学期の終わりにはやつれて大変だ、と散々脅かされてきたのですが、私は是非とりなさい、と思い切り勧めました(笑)。
つまり、会話に必要なスキルがちゃんと全部鍛えられるんですね。プレゼンテーションって。

  1. 自分のいいたいことをはっきりさせ、話の筋道を作る能力

  2. 聴衆に分かりやすい表現の習得

  3. 今喋っていることと違う事を考えるマルチタスクの習得

  4. 英文のリズムの習得


問題は、この通しで30回 × 3〜4回という回数を多いとみるか、少ないとみるか、ですね(笑)。
(ま、30回、はちと言い過ぎかな。1回目は30回か、それ以上かかるかもしれないけど、多分2回目には20回になるでしょう)

私は、少ないと思います。これで得られるものの大きさを考えたら、絶対少ないです。
ただし、やり方を間違えると全然ダメです。

ポイントは、

  1. 英文は、絶対に暗記しない。要点をスライド(今はPowerPointでしょうが。ちなみにMacな私はKeyNote派ですが(笑))に箇条書きにし、その場で英文を組み立てながら喋る訓練をする。

  2. とにかく、徹底的に、(自分の身の丈に合わない)難しい文法をやめる。発音が難しい単語も使わない。

  3. 大事なことほど、一文は短くする。

  4. 正しい発音とアクセントで、メリハリをつけてリズミカルに喋る。



まず1.ですが、これが一番肝要。覚えて喋るなんて、実際の会話にはほとんど役に経ちません。ところが、「フレーズを覚えれば」会話できる、と思っている人、結構多いんですねえ……。。
「フレーズを覚えて」できるようになるのは、この1の練習のときの試行錯誤に幅が出る、ということです。いくら覚えても、トピックをもらって、その場で文章を組み立てる練習をしなければ無理。
勿論、プレゼンテーションでも、その方が圧倒的に好印象です(勿論つかえたり止まったりしたら駄目ですが。そうならないレベルまで練習した、と仮定して)。
覚えて喋ったものは、聴いている方にも何がポイントなのかわからず、平坦で面白くありません。

2.は、まずは高望みしない、ということです。思うに、日本人は、知っている英語の知識と、会話で使えるレベルとの差がありすぎるのですよ……。
だから、自分が論文で書くレベルで喋ろう、と思っちゃうのですね。まあ、それは言いすぎでも、時制や受身、使役や進行形や……と、日本語で喋るときの事を考えて、それを忠実に訳そうとする。
だけど、最初からそういう高望みをすると挫折します。まずは、現在型、単純過去形、あと"which" "that"で繋ぐ複文ぐらいまででなんとかすればいいんじゃないでしょうか?
で、その次のトークでは、もう少し凝った文を使ってみる、と、ステップアップすればいいと思います。
which文は、日本人も比較的得意だし、非常に便利です(まあ、少々普段の会話には固いのかもしれませんが、そんなこと気にしない!)。これが使えるようになると、英文の簡潔さを保ったまま、ちょっと長めの文章が喋れるようになって、「細切れ英語」が改善します♪
単語も、発音しにくいものは避ける。これは上手く言えなくて文のリズムをくずすから、というのと、そういう微妙な発音のものを、聴いている方も理解するとは限らない、という二つの観点からです。

3.は、会話云々よりプレゼンという意味で大事です。10分も喋れば、どこが話のポイントなのか、ちゃんとはっきりさせないと、「で、結局何がいいたいの?」で終わってしまいます。
聴いている方だって、滔々と流れていく英語を時系列で逐次変換しながら頭にしまい込んでいるのであって、装飾ゴチャゴチャの長い文章など、整理して頭に納める暇はないのです。
だから、一番大事なことは、そういう余計な脳のCPUを使わせない程度の、明確な一文にすると、「ああ、要は、この1文が結論なのね」と思ってもらえて、「うん、よくわかった」という印象になります(笑)。
(逆にいうと、他の文もこれと同じくらいの長さの文章でしか喋れない、となると、ちょっとインパクトがおちます。もうちょっと1.の部分を練り直した方がいいかもしれません。)

4. は、これまで散々書いて来たから割愛。折角の英語も、伝わらなければ意味がありませんから。。
ジャパニーズイングリッシュでも、よーく練習すれば伝わるのでしょうが、なにも、30回もかけて悪い発音の聞き取りにくいものを習得する必要は全くないと、私は思います。

これで、プレゼンはもちろん上手くなるでしょうが、会話も圧倒的に上手くなります。英会話に漫然と通うより絶対効果あると思います。
(私の経験から。英会話にも通ったし、いろいろやりましたが、結局一番効いたのはコレでした。)

つまり、どんな本にも書かれていることですが、「繰り返して」同じ事を練習するのが、やっぱり言語の習得には絶対に不可欠なのです。
ところが、普通は、繰り返すといっても、精々5~6回でやめてしまうのですね(笑)。
私も、5~6回でまあ大丈夫かな、と思っていた頃にはあまり進歩がありませんでした。
でも、残念ながら、それでは全然足りないのです。五種類のことを、5回ずつ繰り返してやるよりも、1つのことを25回繰り返したら、きっと違うものが見えてくると思うのです。

こんな話があります。私の職場のコラボレータの一人です。
彼はオーストラリア人ですので、Native Speakerです。
その彼が、大学の物理学科の中で、1時間のトークをまかされることになりました。
聴衆は、物理教室のなかの興味のある学生さんと先生方、実際集まったのは20人程度です。

そしたら、彼は、その1時間のトークを、二十回くらい練習した、というのですね(笑)。
それで、1回のトークにかかった時間の時間分布をはかり、ちゃんと時間内に収まるようにした、と。
二十回、といったら、通すだけで20時間ですよ! 国際会議でもないのに!
それを聴いた瞬間に、私はまだまだ全然ダメだ、と実感しました。
ネイティブでも、そこまで練習して、どこが無駄で、どこが大事か、どういうふうに喋れば大事なポイントがうまく伝わるか、試行錯誤するのです。
そして、やっぱり、そういうトークは聴いていてよくわかるし、面白いのです。

トークというのは、一度に見えるスライドは一枚ですが、喋る方は次のスライドのことも考えながら喋らなくてはならない。
でないと、話が繋がりませんから。
次のスライドの内容が何かを全部覚えてしまうほどやらないと、魅力的なトークにはなりません。
で、この、次のスライドの内容を考えながら喋る、という訓練が、実は普段の会話でももの凄く威力を発揮するのです。

つまり、会話というのは、(日本語の場合を考えれば明白でしょうが)伝えたい何かがあり、それを伝えるための文章を考え、言葉にして喋る、ということを同時進行で行うマルチタスクの作業です。
その上、相手の反応によって逐次判断が必要です。
「とっさに一言がでてこない」 人も、30秒時間が貰えたら、その間に英文を組み立てて発音までもっていける、という人もあるかもしれません。
でも、それは、「喋りたいことを考える」→「英文を組み立てる」→「発音」を順番に、脳味噌を100%使ってやっているからです。
ところが、会話はマルチタスクですから、これらの過程に100%脳味噌のCPUを使っちゃうと、やっぱり喋れないのですよ……(笑)
で、このプレゼンの練習(サル練ですね、これはもう)は、そのマルチタスクの部分を鍛えてくれるのですね。

もうひとつ、忘れてはならないことは、この30回の練習は、暗唱ではない、ということです。
箇条書きの項目を見ながら、どう言えばうまく伝わるか、試行錯誤を、声を実際に出しながらやる、ということなのです。
それは、和文英訳ではなく、直接英語で考える事の訓練にもなります。日本文を作っておいて英訳しようとすると、脳のCPUが大変苦しいことになります。
馴れていないうちは、普段の会話ではそうせざるを得ないかもしれませんが、折角相手のいないサル練をしているのだから、是非直接英文を考えましょう。
ノートの上で原稿をいじくり回しても、何の意味もありませんから、必ず、大きな声で、スライドの該当箇所をポインターで指しながら、練習すること!
人目があると恥ずかしいなら、寝室に籠ってでも、とにかく、教室の後ろまで聞こえる声で練習する。でないと、4.の、正しい発音でリズミカルに、がまったく鍛えられません。
30回も練習すれば、大抵は最初に考えたよりもっといい表現が見つかって、それも喋れるようになります。「I like 〜」オンリーのレベルから、多少レベルアップできるわけです。
その、いろいろ試してみる過程が大事で、実際にトークには採用されなくても、普段の会話でポロリと出て来るようになるのです(ちゃんと大きな声で練習していれば、ね)。

プレゼンテーションなんて、何を喋ればいいのか?? って?
お題はいくらでもありますよ!
自分の好きなものや趣味についてでもいいし、何か時事問題について簡単なまとめと自分の考えを述べるでもいいし、所謂How Toもの、得意のレシピの紹介とかでもいい。
習い事のこと、ペットのこと、家族のこと、地域の情報、題材はいくらでも転がっています。
10分のトークなら、スライドはタイトルをあわせて10枚が目安です。大体、1枚につき1分が目安。結構な量です。
先に紹介したPublic Speaking のクラスでは、最初は一人3分とかから始めたようですが、3分だと、日常会話で使えるレベルの内容まで踏み込めないのですね。
だから、やはり、腹をくくって10分喋る訓練をするのが、結局近道だと思います。
(勿論、どうしても無理なら、少ない持ち時間から始めればいいと思いますが。)

プレゼンの唯一の問題点は、聴いてもらう相手が必要だ、ということでしょうか。
しかもスライドつきで(笑)。スライドは大事です。スライドなしで、10分も喋り続けることなんて、最初からできるわけがありません。
だから、スライドは、聴衆にわかりやすいように、かつ自分が喋りやすいように、時間をかけて作らないといけません。
そして、できれば、複数人数の前で発表するのが一番いいのです。緊張感があって、上達も早いです。
(トークの内容、英文を指導してくれる人がいれば尚更よしですが、それはなかなか環境が許さない事もあるでしょう)
もし本気で英語を喋りたい人が数人いるなら、持ち回りでプレゼンをやり、そのあと英語で質疑応答、とかやったら非常にいい訓練になると思います。
あるいは、プライベートレッスンに通っているなら、先生にそういうことをやってみたい、ともちかけてみてはいかがでしょうか?

学生と院生時代が長かったので(笑) その分、英語で苦労している学生さんも沢山見たわけですが、みなさん、国際学会に出ると、いきなり英語が上手くなります(笑)。
国際学会に出るからといって、特に英語が喋れるわけではないです。でも、英語がダメダメだろうがなんだろうが、指導教官に「行ってこい!」と言われたら絶対ですからね(笑)。
それでも、十数分のトークを指導教官に何度も直されながら練習し、試行錯誤し、緊張しながら発表する、という経験は、英語を喋る、という観点からするとものすごくプラスなんですね。
1回で終わった人は、その分だけ、複数回喋った人は、喋る度にどんどん上手くなります。トークも上手くなるけど、英会話も出来るようになってきます。
ただし、丸暗記で凌いでしまった人は、トークは上手くなっても、英会話は上手くならないので要注意ですが。
これは、今迄みてきた学生さん全てに当てはまる事なので、最早必然といってもいい、と、私は勝手に思っています(笑)。

なーんだ、結局近道なんてないんじゃないか、と思われるかも知れません。
でも、本当にそうかしら?
たかだか数回、国際学会で喋ってきただけで、英語の苦手意識を克服した人は沢山いるのです。いや、まだ苦手なのかもしれないけど、少なくとも英語で喋りかけられたら逃げ出したい、ということはなくなると思います。
通信販売の英会話教材などでそこまでの自信を得るのに、どれくらいかかるか、ちょっと考えてみるといいと思います。
私は、これが結局、一番お金もかからないし、究極の近道だ、と思うのですけれどね(笑)。


長々とおつきあいありがとうございましたm(_~_)m。


(理系のための)分かってもらえる英語を喋るための一考察 5 参考文献も見てね♪
[PR]
by lily_lila | 2008-02-16 03:35 | 渡米生活...英語 | Comments(2)
(理系のための)分かってもらえる英語を喋るための一考察 3 子音
さて、いつのまにかシリーズになってしまいましたが、今日は子音についての一考察。ちなみに、過去のエントリーはこちらです。


(お断りしておきますが、ここに書いたような事は、既に多くの英語HowTo本に書かれていることかも知れません。私自身、こういった本は殆ど読まないので、中には「この本のパクリか?!」という記述があるかも知れませんが、それは偶然そうなっただけ、ということでご容赦下さい。以下のことは、私が体験上そう感じた、という話であって、オリジナリティを主張するものではありません。)



さて、私の印象では、考察1で触れたように、子音は少なくとも母音より大事です。
母音より大事、という言い方が大げさならば、子音の正しい発音があまりにも軽視されている現状では、日本人としてはこちらにより注意を割く必要がある、ということです。

一番の問題は、日本語に似た子音があること、だと思います。ところが、これらは似て非なるものです。何が違うかというと、息を使う量、勢いが決定的に違うのです(またか…)。
まあ、日本語にない音というと、すぐに思い浮かぶのはthの発音ですが、実はこれがまずくて英語を理解してもらえない、ということはあまりないのですね。
勿論、あきらかに[s]に近い発音をすると間違われる事はありますが……殆どの場合、それでは通じない、ということを私達自身が知っているので、結構皆さんそれなりに出来ているのです。

(ちなみに、thの発音は、よく舌を噛め、と言われますが、そんなことをやってたら勿論発音出来ないので、舌先を上の歯の裏につけて、勢い良く脇から息を押し出すだけで、それっぽい音になります。
とはいえ、イギリスの上流階級の方は、本当に舌を歯の隙間から覗かせて喋る筋肉をお持ちだとのこと(<my room mateがESLから仕入れて来た話(笑))で、舌先がどれだけ歯の間から見えるかで、階級がわかる、ということらしいですが……<ホントかどうか知りませんよ! でもそうであっても驚きませんが(笑)。)

というわけで、問題は、日本人が「日本語にもある」と思っている、B, P, Fなどの音です。 R, Lなどの差も苦手ですが、こちらはまだ意識されているだけマシだと思います。
日本語というのは、常に息を少なく使う方向に発展してきている言語なので、これらの発音で日本語そのままの音を使ってしまうと、全然迫力がないのです。

例えば、このあいだconversation partnerに聞かれた質問なのですが。
何故「十分」を「じゅうふん」ではなく「じっぷん」と発音するのか、という問題です。
私の勝手な推測ですが、それは多分、「じゅうふん」では「じゅう」で息を抜いた上に、「ふ」の発音で更に息を使うことを要求されるからです。
それを、「じっぷん」と撥音にすることで、一音節に使う息の量は大幅に減ります。その方が発音しやすい、というのが日本人のセンスです。
じゃあ、「十九分」はどうなのかって?  「じゅうきゅうふん」はつまってないじゃないか、と。
よくよく発音を注意してみてほしいのですが、「じゅうきゅうふん」は、殆どの場合「きゅう」にアクセントがきます。(方言で違うものがあったらご容赦)。そして、「きゅう」の発音は、「じゅう」の発音より使う息の量が少ないのです。「ジュ」の発音は、息を使わない日本語のなかでも、比較的息を多めに要求する、言い換えれば「息を舌でせきとめておいて、隙間からもれる音で発音する」子音です。それに比べ、「か」行の発音はより抵抗が少なく発音出来るため、結果的に息をそんなに使わずに済む。
それでも、息が抜けることに代わりはないので、「じゅう」の部分はアクセントの手前で、少し軽めに発音する。
どうでしょう? なんか、辻褄あっているように見えませんか?(笑)

さて、そういう日本人が、Nativeにわかってもらえる英語を喋るには、何を気をつけなくてはならないか。

とにかく、息をケチらない。英語のアクセントをつけるには、日本語を喋る時の3倍くらい息を使うつもりにならないとダメだけど、子音でも2倍くらい使うつもりなる。

結局、これにつきると思うのですよ……。

例えば、Bの発音は、日本語なら「ばびぶべぼ」ですが、ためしに、唇を閉じておいて、息を唇の内側に吹き付けておいて(つまり唇は圧力を感じているはず)、それから唇を開いて発音すると、Bの音がもっと弾けるような音になって、英語の「Ba」の発音に近くなります。そして、その反動で、「a」の音は、もっと英語の「a」に近いお腹から出すような音になります。やってみると分かりますが、日本語の「ば」を発音するより、ずっと沢山の息をこの一音で使ってしまうはずです。
この、息がせき止められた感じとか、舌の間からしゅーしゅー漏れてる感じ、というのが、実は決定的に重要なのですね。
つまり、舌や唇にはっきり負荷をかけ、息の勢いで押し出す、そういう発音が重要、ということになります。
その証拠に、日本語の「ば」を発音すると、こちらでは「Wa」にきき間違えられる事がよくあります。つまり、彼等がきいているのは実際に唇を閉じているかどうかではなくて、そこで使われている息の量、あるいは息の唇や舌先でのせき止められ具合、といったものだというのが伺えます。

つまるところ、英語を喋るには、結構肺活量がいるのです(笑)。冗談ではなくて、ホントですよ!

で、これは、意識して鍛えないと、日本人にはできないのです。なにしろ、(何度も言いますが)日本語というのは、とことん息を使わないようにできているのですから(笑)。
大阪などで、元気よく喋っている関西弁なんか聞くと、とてもそうとは信じられないでしょうが(自分も一時兵庫県民でしたから、関西弁は一応喋れます)、それでも、標準語よりましとはいえ、英語で使う息よりはよほど少ないのです。というより、英語であのスピード、あの声の大きさで喋ったら、酸欠になるだろう、という表現の方が正しいかもしれませんが。

で、この筋肉、肺活量とそれを支える腹筋でしょうが、これらを鍛えるのには、やっぱり所謂「サル練」が一番です(笑)。
(「サル連」はもしかしたら学生オーケストラ用語かもしれませんね?? サルまわしのサルのように、同じ箇所を繰り返し練習する、の意味。)
筋トレなんですから、教材は何でもいいのです。Nativeが喋ってくれる、真似したい発音が入っているものなら。
ただし、考察2で述べた理由で、必要以上に遅く喋ってる教材はダメです。リズム感が残っているくらいの早口で、一文が短いものから始めるといいかと。
私はその昔、とあるオーソドックスな英語教材で、「繰り返して喋りましょう」みたいな練習が入っているCDを、八王子から筑波まで通う車の中で、ひたすら繰り返しました。

最初は口が回らないのですが、とにかく、無茶でもなんでも、息の強勢に注意して真似ているうちに、息の使い方が分かってきます。
もっと率直に言うと、手の抜き方を覚えます(笑)。
そうすると、より強くアクセントをつけられるようになります。
それが出来て来ると、今度は、子音をちゃんと上に書いたような方法ではっきり発音しないと、単語が滑る感じになるのが分かってきます。
それで、上手く子音の発音を織り込めるようになれば、しめたものです。
そこまで出来て来ると、大体既にお腹から声が出るようになっているので、母音も殆ど苦労なく真似できます。
筑波まで2時間、これをやったら、最初の頃は、腹筋が筋肉痛になりました(苦笑)。そのくらい、英語を喋るというのは、日本語とは違う筋力を使うのですね。

とにかく、同じ教材を繰り返して喋るだけなので、英語の知識、という意味では殆ど得る所はなかったと思います。
なにしろ、例文は、ポストオフィスはどこか、夕食に行った、グリーンピースはいかが、メニューをください、、、、そのレベルですから(笑)。
ところが、驚くことに、これをやると、筑波で外国人研究員とうまく喋れるようになるのですね(笑)。
つまり、英語を喋るときに、息がひっかからなくなるので、その分英語を考える方に頭を回せるのです。
限りある脳味噌を、ブレスコントロールと発音という面に回さなくてもよくなるだけで、全然違うのですよ!
それから、こんな中学一年生用の例文でも、主語→述語の順番を体に叩き込むには十分効果がありますしね。。。


さて、最後の項目、母音ですが。
正直なところ、私は母音はそれほど神経質にならなくてもいいと思っています。
だって、どうせ、英語と米語でも違うし。インド英語なんか、かなり違ってるし。
(インド英語はアクセントの場所まで違うけど。。。だから、最初はホントに何言ってるのか全然わからなかった……)
それだって通じるのだから、母音は、多分英文の意味を知るのにそんなに重要じゃないんじゃないか、と。
そんなに土地によって変化するものが、コミュニケーションの上で、致命的な弱点になるはずがないのです。

ただ、なんか母音が口先で発音しているような感じがする、という人は、普段日本語の母音を発音するときの喉の感じをイメージしてみるといいと思います。
歌をやってるとか、演劇などで大きな声を出す訓練をしている、というのでなければ、多分気道が殆ど塞がっていて、声帯が結構絞られている状態になっていると思います。
この状態で、「あ〜」とやると、声帯が、無理矢理息に押し開かれる感覚を喉に感じます。

このとき、口はそのまま、「あ〜は」と「あ」から「は」へ少しずつ音を変えて行く(ただし「は」は言い直さず、「は」を伸ばしたあとの音に直接移行する)と、混じったような声を出そうとすると、少し声帯が開いて、声帯ではなく胸の気管支くらいのところがビリビリ震える感じがして、先ほど感じた声帯への圧力が減るのがわかります。
このビリビリする感じを覚えて、[a][e][i][o][u]の五つの母音のときに、これを感じるような音を出す訓練をします。「ha][he][hi][ho][hu]と発音して伸ばした音でもいいかも知れませんね。

くどくて申し訳ないですが、「あ」より「は」の方が息を使うのはご存知の通りで、従って英語では母音を発音するのにも、日本語より沢山の息が必要です(笑)。
日本語と同じ「イ」を使う事がまったくないわけではないですが、そんな細かい差ははっきりってどうでもいいです(笑)。違うイだって通じます。
ただ、母音も喉の奥でお腹から発音できるようになっておいたほうが、圧倒的に楽だと思います。子音はどうしても正しく息を使って発音する必要がありますから、母音だけ日本式の発音をしようとすると、非常に声が出しにくくなります。

また余談になりますが。。。

私の偏見かもしれませんが、日本人は、どうも母音が5つしかない、ということにひどくコンプレックスを持っているように思うのです(笑)。
だから、あんなに躍起になって、中学一年生の英語に片足突っ込んだばかりの子供達に、[a]と [ae ←aとeがくっついたような発音記号]の違いを教えるんじゃないか、と。
(いや、最近のカリキュラムは知りませんが。。私のときはそうでした)
「ア」だけで三種類ある、「イ」も「オ」も……なんてやられたら、そりゃ、分からなくなりますよネ(^^;)。
でも、これらをちゃんぽんにしてメチャクチャに使っても、大抵の場合、ちゃんと通じるのですよ……。子音をちゃんぽんにすると、ダメですけどね。。
あれのせいで、発音といえば母音、しかも、英語と米語じゃどうも違うことも多いっぽいのに、なんで覚えなきゃいけないんだろう、、と、なんだか発音なんてどうでもいいやムードになってしまうのじゃないかと思うのです。

それよりも、息の使い方を、徹底的に中一のときに教えて欲しかった、とホントに思います。それから、正しい子音の発音。アクセントの重要性。
新しい単語を見たときに、発音記号を見ながら、どういう強勢をつければいいか、自分で判断できることの方がよっぽど大事です。既出単語のアクセントなんてどうでもいいから、見た事もない単語と発音記号を見せて、正しい発音ができるか、それを口頭試問する方がよほど将来の役に立ちます。

発音が簡単にできる、というのはとても大事なことなのです。だって、脳味噌は、口でつかえてうまく発音出来ない単語、というのは覚えられないのですから。
脳は音を覚えるのだから、当然のことですが(たとえ口に出していなくてもです。単語を、文字の羅列として、図形として覚えている人はそういないと私は思う)、ここで音を構成することにつまづいてしまうと、何が起こるか。

日本人の大好きな、ローマ字読みにして、覚えてしまうのですね(爆)。

学生さんを責めることはできないですよ、テストはあるし、もう、覚えられて点数とれるなら、ローマ字読みだって全然困らないわけですから。

でも、そのツケは、いざ自分が本当に英語を喋らなくてはならなくなったときに、そりゃあ手痛く跳ね返ってくるのですよ……。
だって、昔ローマ字読みで覚えてしまった単語は、もう一度、正しい発音で覚え直さないと、会話では使えないんですよ!
論文読むには役に立つけれど、会話では使えない。この悲しさ!
私も未だにそういうローマ字英語のストックがあります。漸く最近になって、綴りをみれば大体正しい発音と強勢がわかるようになってきましたが、それも綴りを完璧に覚えていれば、の話で、綴りを忘れて音だけ覚えているようなやつは、もう思い切り「死に単語」なわけです(涙)。
そして、勿論、メールなんかで使おうものなら、思い切りスペル間違えてスペルチェッカーに怒られる(苦笑)<いや、怒られるのはまだましで、もう候補も見つからなくて結局カタカナ英語辞典を引く羽目に……

周囲を見渡してみて、英語喋るのは苦手です、という人には、この「ローマ字」英語の語彙数が圧倒的に多い人が結構いるのです……
あれを全部正しい発音で覚え直すのは大変な作業だなあ、と、端からみていても思いますから、英語恐怖症になっても仕方がないのかもしれません。

脱線が長くなりましたが。。。

そんなわけで、母音に関しては、私は(単語全体として)発音しやすいような音を探せば、子音と強勢がちゃんと出来ているかぎり、あまりはずれた音にはならない、と楽観的に考えています。

次回は、最後の課題、英文そのものを組み立てる速度を上げるにはどうしたらよいか、という永遠の難問(?!)について考えてみたいと思います。


(理系のための)分かってもらえる英語を喋るための一考察 4 英文を考える能力を鍛えるへ進む
[PR]
by lily_lila | 2008-02-12 17:21 | 渡米生活...英語 | Comments(0)
(理系のための)分かってもらえる英語を喋るための一考察 2 アクセント
さて、(理系の為の)分かって貰える英語を喋るための一考察 1で、日本語の息の使い方が、英語の息の使い方と違う、というところまで書いたので、今日は息の使い方とアクセントについて、私の考えをまとめてみます。

(お断りしておきますが、ここに書いたような事は、既に多くの英語HowTo本に書かれていることかも知れません。私自身、こういった本は殆ど読まないので、中には「この本のパクリか?!」という記述があるかも知れませんが、それは偶然そうなっただけ、ということでご容赦下さい。以下のことは、私が体験上そう感じた、という話であって、オリジナリティを主張するものではありません。)


前回、渾身の(笑)私の発音が音声認識プログラムに理解してもらえなかった、という話を書きましたが、その後、自分なりに、なにがまずかったのか、いろいろ分析してみました。
数え上げればきりがないのですが……


  1. アクセントの位置が正しくない

  2. アクセントの場所で息が十分使えていない

  3. 子音の発音がはっきりしない。息も使えていないし、空気が溜まる感じがちゃんと出せていない



まず1番ですが、白状すると、私は高校時代の模試でこのアクセント問題がほぼ全滅でした(苦笑)。

だって、なんだか、アクセントってカッコつけてる感じがしません?(笑)

当時、やたらアクセントを強調して英語を喋る日本人を見ると、「このアメリカ気触れが!」って猛烈に反感抱きました(笑)。
まあ、若かった、ってことですが。。
でも、一応言い訳もさせてもらうと、私には、どうきいてもそのわざとらしいアクセントが美しいとは思えなかったのです。
言語として、(何も言語学なんてわかっていないけど)、ものすごく不自然だと感じる。
そんな有様ですから、単語の正しいアクセントの位置なんて覚えているはずもなく………、、、
でも、自分でも、それはサボリの言い訳にすぎない、と分かっていました。

ところが、それから十余年経った今、Nativeの英語に馴れてきた耳で改めてその発音を聞くと、あの当時感じた違和感が正しかった、と思うのです。
何がまずかったか。
それは、アクセントを「音の高低」でとらえてしまう日本語の都合を、そのまま英語に持ち込んでいるからです。

アクセントは、あくまでも「強勢」であって、高低ではないのです。つまり、息を余分に使わなくてはならない。
息を余分に使った結果、音がずり上がることはあるかもしれないけれど、それはあくまでも二次的な効果なのです。
ところが、日本語は、強勢ではなく高低をつける文化です。関西弁と関東弁は、勿論単語自体が違うこともあるけれど、多くの場合、高低が違う。
つまり、音の高低に敏感な民族なんでしょうね。
人間の自然な習性として、高い音を出そうとしたら息を多く使う傾向がありますから、日本語にも強勢がまったくないわけではないですが、日本語の強勢はあくまで二次効果に過ぎません。

その日本語の感性で、英語のアクセントをきくと、おそらく、その音がずりあがっている部分を認知して、息が多く使われている部分は無視されてしまうのではないか。
無視がいいすぎなら、軽視されている、といってもよいかも知れませんが……。
だから、自分がアクセントをつけて英単語を発音するときに、息を多く使う、という観点が欠けてしまう。場合によると、音の高さを上げることをアクセントだと思っている場合もある。
そんなふうに思うのです。
そして、そういう英語は、やはり非常に聞きにくいのですね。

私が高校生だった当時、アクセントを、もっと息の使い方を指導する、という立場で教えられていたら、もう少しアクセント問題が得意だったかもしれない、と、ちょっと言い訳がましいことを考えたりもするのです。

じゃあ、日本の英語教育の何がまずいのか。


私は、英語の息の使い方をきちんと教えない、というその一点につきると思います。


それは勿論、英文を読む、書くだけの授業で身に付くはずがないですから、当然英会話の授業もある程度は必要でしょう。でも、この部分、つまりブレス・コントロールを教えないで、ただ会話の授業を、しかも日本人の学生同士の温すぎる環境でやって、はたしてどれだけ実践に使えるかといったら、私は殆ど使えない、と思うのです。

まあ、頭の中で英文をひねり出す訓練にはなるかもしれませんが、そんなものは、後で独学だって出来る。これもあとで書きますが、この部分は単に訓練、筋トレと同じレベルです。そんな事に貴重な授業を使うくらいなら、その時間で文法のひとつ、英単語の一つでも覚える方が、まだましです。それは、数年後、本当に英語を喋る必要が出て来た時に、強力な武器になりますから。

私がただの英会話授業(Nativeが半数以上を占める環境は除く。でも、普通の学校の授業でそれは有り得ないでしょう)にほとんど意味がない、と感じる理由は、1で述べたとおりです。
実践の会話は予期出来るものではないし、テンポが全然違う。その過酷な? 環境に晒されたとき、わかりやすく極度に速度を落とし、ジャパニーズ・イングリッシュの訛り吹き荒れる英会話授業での経験など、なんの役にも立たないからです。
そんなことより、たとえパーティの前に用意して暗記していった一文でも良いから、相手に分かってもらえる英語が話せる、という自信の方がよほど大事です。
そしてそのためには、上に書いたブレス・コントロールの指導が絶対必要で、そのためになら、授業時間を割く意味がある、と私は思うのです。
残念ながら、日本人は、日本語の特性上、これをほとんど必要としない文化で育ってますから、ただ、「真似しろ」といって出来るものではありません。

具体的に、どういうブレスコントロールが必要なのか、例えを展開しますが……

私は個人的に音楽が好きなので、例えもそちらに偏りますが、息の使い方を教えずに英語を喋らせようとするのは、ブレスコントロールを教えないで歌を歌え、といっているのと全く同じことです。
あるいは、トランペットやフルートなどの、息を使う楽器なら何でもよいのですが……。

ある音にアクセントがある、ということは、その直前は、そのアクセントのための準備が必要です。歌でも楽器でもそうですが、アクセント記号の直前を全力で演奏する奏者はいません。
そんなことをしたらアクセントがうまくつけられないのを、体験で知ってるからです。直前に抜くからこそ、アクセントが際立つというのも分かっている。
ところが、英語のアクセントでは、それをみんな平気でやるのですね(笑)。
まあ、ある意味真面目なのだと思うのですが、アクセントの直前の音節(シラブル)も、一生懸命きちんとしっかり発音しようとする。そうすると、ものすごくアクセントが付けにくくて、わざとらしくなるのです。
しかも、コントラストが際立っていないから、本人が意図したほどきちんとついていない(苦笑)。
私が中学、高校時代のヒアリング教材で感じた違和感は、まさにこれでした。

喋るということは、息を使う、ということです。したがって、アクセントの直前は、息をセーブする感じになり、アクセントの音節で思い切り息を使い、そのあとはまた収束する。
そんな波のあるものが、全ての音節で、同じ長さに収まるはずがありません。
当然、アクセントの直後の母音は、他の母音より長く発音するケースが多くなります。このときに、その長母音の長さに見合った勢いがアクセントに付加されていないと、ひどく平坦な印象になります。
そして、この平坦さが、例えば自動音声認識プログラムには致命的に悪いのですね(笑)。
プログラムにしたら、「一体どこが強勢の山なんだ、お前は一体どういう単語なんだ」といいたいのかも知れません。

そして、これが一番困ったことなのですが、例えばNHKのラジオ英会話の初級編なんかをきくと、日本人に聞こえやすくゆっくり喋ろうとするあまり、このアクセントが非常に平坦になってしまっているのです。
つまり、たとえNativeであっても、ゆっくり、日本人に分かるようにゆっくり喋ろうとすると、英語の強制やリズムが失われ、アクセントを音の高低に頼る形になってしまうのです。
これは、私にとっても驚き、というか、衝撃でした。同時に、どうして学生時代にこれらの英語を好きになれなかったのか、ようやく納得がいきました。
実は先日、久々に日本に戻り、ラジオ英会話をきいて、びっくりしたのです。
こんなへんな英語、アメリカじゃ聞いた事無いよ、と。
アメリカで同居している友人が先に言い出した事ですが、まったくその通りだと思いました。
昔大嫌いだった、やたらにアクセントを高低で強調した(そしてその結果、文のリズムが目立たなくなってしまい非常に聞き取りにくい)英語だったからです。

面白いことに、彼等がフツウの速度で会話するとき(たまに、司会者が簡単な質問をして、Native speakerがそれに答える、という短い会話があったりしますよね)は、きちんとリズムも強勢も生かされているのです。後で書きますが、これらの強勢をつけるのには、日本語の強勢をつけるのよりよほど息を使います。それをあんなゆっくりの速度でやったら、当然息が足りない。だから、平坦にならざるを得ない。息が足りない分は、高低で補わざるを得ない……。
アタリマエの事なのですが、それが日本人の、しかも中高生に与える影響の大きさを分かっていない、と私は思います。
まあ、NHKだけでなく、中高生の頃に聞かされた授業のヒアリング教材もみんなそんな感じだったのですが。

こちらで、Nativeの人が早口になってしまったときに、「もう少しゆっくり喋ってくれ」と頼むと、勿論、単語の速度自体も遅くなりますが、それよりも、文の区切りが増えます。
日本人が、ゆっくり喋るときに、「、」(読点)を増やすのと同じで、単語をゆっくり喋ってもらうことより、その方がはるかに有効なのです。英語を理解する、という意味では。
また、こちらの英語を母国語としない子供向けの英語のTVプログラムで、"between the lions"という非常にすぐれた番組があるのですが(日本ではライオンたちとイングリッシュというタイトルでNHKでやっていたようです)、新しい単語が出て来たときは、まず、シラブルごとに区切って、子音、母音がわかるように、ゆっくり発音します。が、その後にはかならず、Nativeのスピードと同じ早さになるまで発音して聞かせるのです。その時には、勿論正しい位置に正しい強勢をつけて発音します。

そう思うと、「初心者のために」 英語を遅く喋って聞かせる、というのは、本当に良いのだろうか、と疑問に思うのです……。
なんだか、百害あって一利なし、の気がしてきたな(笑)。
だって、わからないのは、単語がくっついて頭の理解がおいつかないからだし、早く喋れないのは、続けて単語を連発することができないからで、先に述べたアクセント、その前後で息を抜く、ということを覚えたら、一単語を喋るのはNativeと同じスピードで出来るわけですから。

話が少し逸れましたので、ブレス・コントロールの話に戻ります。

この使うべきところで息を使い、セーブするところでは息をセーブする、というのができてくると、英語が途端にリズミカルになります。
同じことが、英文にも適用できるからです。

たとえば、
”I know you are hungry!"
という一文で、"I"に強勢をおけば「私は」あなたが空腹だと知っている、と強調することになるし、"know"に強勢を置けば、おなかがすいているのは「知ってるよ」と強調することになる。
この手の強調はいくらでも応用が効くのですが、大事なのは、実はアクセントを付けることではなくて、強調単語以外を「抜く」ことなのです。
後者の場合、”I"を軽く言わないと、"know"に十分息が使えません。息の量は限られているから、そういうコントロールが必要なのです。
こういう計算は、音楽をやっていると(つまり演奏していると)、必然的に訓練させられます。日本で、音楽をやったことのある人の数は決してすくなくないはず。

だったら、この音楽(の演奏)と英語(のリズム)のアナロジーを考えれば、もっとリズミカルな英語が喋れるんじゃない??

そう思うのです。

こういうブレスコントロールというのは、ある程度慣れですから、逆に音楽をやってる身としてはちょっとウラヤマシイ面もあります。
また話が少し逸れますが、うちは母が子供にピアノを教えていたのですが、面白い傾向があるのですね。
ピアノを習いに来る子供達は、本当に始めたばかりの子供達ばかりです。
それで、何も教えなくても、英語圏の子供達は、平均的に見ると、何故か最初から結構音楽的に弾いて来るのです……

勿論、ご両親が音楽好きで、毎日クラシックのいい演奏がかかってるのかも知れないし、日本人でもたまに最初からセンスの良い子はいるし、個別の例をあげたらきりがないのですが、あくまでも全体的な傾向、としての話ですヨ。

そういう個々の違いをおいておいて、全体的な傾向を見ると、欧米諸国の言語を話せる子供達は、少なくとも、あるフレーズのどこが頂上で、それを際立たせるのにはどうしたら良いか、ということを考えなくても出来てしまう、というふうに見えるのです。
つまり、その勘が体に染み込んでいる。
日本人の子供も、たまに、最初からその勘がある子はいますが、多くは、ピアノを学んでいくうちに少しずつ身に付けていきます。何もいわなくてもそうなってゆく子もいれば、教師が「ここで力をぬいて、この次はもっと大きく」と言ってやらないと出来ない子もいる。

ピアノというのは、呼吸を使う楽器ではないので、その勘がないと、どこまでも平坦に演奏できてしまうのですね。
だから、子供に楽器を教える、ピアノをやらせるなら、すくなくともソルフェージュなりなんなり、何でもいいから歌の練習も一緒にやらせるといい、と私は勝手に思っています。

ともあれ、こういったセンスは、訓練で身に付くものです。日本人だから、できないということはありません(笑)
一度、英語を喋る、ということを、歌を歌うように、ブレスコントロールの必要な作業だと頭を切り替えてやってみる、それだけで、非常に喋りにくかった一文が驚くほどスムーズに喋れたりします。
プレゼンで、喋りにくい一文があったら、是非このブレスコントロールを考えてみることをお勧めします。
(逆に、このリズムが壊れるような英文は、原稿にかかないことですね(^^;) 緊張した舞台で、そんな不自然なものが、スムーズに出て来るはずがありませんから。)

長くなってしまったので、子音についてはまた別のエントリーで。


(理系のための)分かってもらえる英語を喋るための一考察 3 子音に進む
(理系のための)分かって貰える英語を喋るための一考察 1に戻る
[PR]
by lily_lila | 2008-02-11 02:40 | 渡米生活...英語 | Comments(2)