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渡米生活日々の備忘録。
by lily_lila
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(理系のための)分かってもらえる英語を喋るための一考察 1

考えてみたら、渡米生活ブログなのに、肝心の英語のページがなかった(笑)
というわけで、今日はこちらへきて学んだこと、考えたことを紹介していきたいと思います。


2/11 追記
ちょっと、全体を見渡してみて、かなり理屈っぽくなってしまったので、敢えて「理系のための」をタイトル先頭につけてみました(^^;)。
わざわざ理系、といったのは、私自身が物理をやっていて、同僚や後輩を見た時に、英語のプレゼンでものすごく苦労している人達を結構見たからです。
出来る人はそこそこ訓練して出来てしまうのだけれど、中には、英語を喋る、ということがもの凄く苦痛である人がいるようなのですね。
そういう人の原稿を見ると、英文は決して悪くない、というか、こんな難しい英語私だったら使わないヨ!(咄嗟にでてこないから)という英語を並べて、結局口が回らずに本番で焦ってしまい、なにがなんだかわからないまま、全て「This is...」文で終わってしまった、というパターンが多いのです。

なんでこんなにきちんとした英語が書ける人が、(原稿もあるのに)うまく喋れないんだろう?
それが、私の疑問の第一でした。
そういうわけで、以下の一連のエントリーでは、じっくりおちついて、英文を書くところまでは、日常会話程度ならできる、という人が、何故うまく喋れないのか、を自分の体験を思い返しながら考察したいと思います。
さらに言えば、「シャイだから何を話していいのかわからない」という問題に関してもスルーさせていただきます(笑)
話す事がないのは、英語の問題ではなくて、本人の問題です。「日本語なら喋れる」と思うなら、それをまず英文で書いてみる訓練が必要で、この部分に何もショートカットできる早道はありません(笑)。

それよりも切実なのは、国際会議がある、英語でスピーチしなくてはならない、原稿も用意したけど、言葉がひっかかって上手く話せない、あるいは一生懸命プレゼンしても理解してもらえない……そういう問題です。で、そこの部分は、多少のショートカット、というか、発想の転換で少し簡単になるかもしれない、と思うのです。
(そういうわけで、別に本当に理系でなくても全く問題ないです。ただし、少々理屈っぽい文章におつきあい頂ければ、の話ですが。。。)

追記 終


***

日本では、どうしたら英語がわかる、話せるようになるか、ということに関しては、山ほど書籍も教材もサイトもあります。ちょっと国を離れてみると、もうヒステリックに見えるほどです……それだけ切実で、やっぱり難しいのだろうと思う。

英語が理解できる、つまり聞こえるということに興味がある人も多いでしょうが(例えば映画を字幕なしで見たいとか)、殆どはやはり、英語を使ってコミュニケーションできるようになりたい、つまり話したい、ということでしょう。会話がしたければ、当然ですが、一人で学ぶのは無理です。独学で学ばれた、という方は、学んだ知識を使って、積極的に話す機会をさがしておられる筈です。会話はどんどん流れていって、その場その場での素早い判断が必要になりますから、そのスピード感を実践の会話以外で身につけるのは不可能です。これについては、また日を改めて書きますが……

とにかく、日本人にとって、難しいのは、「喋ること」だと思います。まあ、聞く方も簡単ではないですけれど、ヒアリングなら日常の簡単な会話くらいまでは出来るが、いざとなると喋れない、という人も結構います。反対に、聞こえないけど口は回る、という人(日本人)には、今迄お目にかかったことがありません。

ところが、その「難しさ」が、以前からどうも腑におちなかったのですね。
そりゃ、日本の英語教育に問題はありますが、それでも決してゼロではないし、ちゃんと高校英語ぐらいまでマスターしていれば(マスターしていれば、ですよ)、こちらのESL(English school as a Second Language の略、外国語として英語を学ぶ人のための学校は、こちらではESLと呼ばれます)の中の上クラスには十分入れるわけです。少なくともペーパーテストでは。
なのに、何故日本人は初級クラスにつっこまれてしまうのか?(笑)

(余談ですが、私も高校2年のときにサマースクールでイギリスに行き、みごと初級クラスにつっこまれました(笑)。まわりの他の国から来た子は、みんな10歳以下でしたよ……)

こんなに教材やらHowToがあふれているのは、ただできないから、ではなくて、できるはずなのにできないから、というところが問題だからだと思うのです。
大体、私の分野(というか理系はみんなそうでしょうが)は大なり小なり論文読まされるのに、基礎的な英語の力がないはずがないんですよ……それでも、「喋れる人」と「喋れない人」がきっぱり分かれてしまう。どこからその差がくるのか、当人達もわかってなくて、結局「苦手意識」のせいになってしまう。

で、その理由がずっとわからなかったのですが、最近、ようやく少しわかりかけてきました。
日本人だって、喋れるのです。極端な話、会議のプレゼンなら丸暗記してでも必死に喋るわけですから。でも、問題は、それをわかってもらえない(涙)。

会議じゃなくたって、フツウの会話でも同じことです。相手の喋っている事が聞こえないのも辛いけれども、必死に考えてひねり出した一文がまったく通じなくて、「は?」って顔されるのは、100倍ツライですよ……冷や汗かきます。相手は必死で理解してくれようとして、他の人との会話も止めて待ってくれる。早く伝えなきゃ、と焦る。その場の他のひとは、私と相手の会話が済むまで、だまって待ってくれている。折角楽しい雰囲気だったのに、中断させて申し訳ない……

べつに、日本人がシャイじゃなくたって、そう思うにきまってます。なんでも「日本人はシャイだから」ですませてしまう人もいるけど、他の国の人だって、その場の雰囲気にはとても敏感なのです。バカにしちゃいけない。(苦笑)

じゃあ、どうして日本人はその悪循環の輪にはまってしまうのか。
  1. 文法が滅茶苦茶。

  2. 発音が悪い

  3. 正しい英語を話そうとして考えすぎ、会話の波に乗れない

大体、思いつくところはこんなところだと思います。私もそう思ってました。
でも、ようやく、これらは間違いでもないけど、一番大切なことでもない、というのが分かってきました……。

まず1番。

文法は、多分書かせれば、日本人は結構正答率高いと思います。動詞の過去形、現在形なんて、少々間違ってたって意味は通じますから、そのへんは気にしないとする。問題は、五文型がちゃんと守れているかですが、原則主語のあとに動詞がくる、というのは中学英語のレベルですから、エンピツ持って書けばそんなには間違わないし、それ以外は少々崩れたって意味は通じます。

問題は、それが瞬時に出来るかどうかです。つまり、頭の中で言いたい事が浮かんだときに、まず条件反射で主語と動詞をくっつけて並べる、というのが出来るかどうか。
これに5秒かかるようだと、なかなかスムーズなリズムでの会話は厳しいと思います。勿論、主語と動詞を英単語に置き換える時間も含めて、です。
(私の場合、頭の中で言いたい事が浮かんだその瞬間にその二つが浮かぶようになったとき、しどろもどろながら会話に加われるようになりました。つまり、その二つを言ってしまってから、あと何を付け加えればいいか考えればよいので(笑))

しかし、それでも、たとえ5秒かかっても、下手すれば10秒かかっても、相手が一人ならちゃんと待ってくれます。つまり、複数人数の会話は厳しいかもしれないけど、文法がネックで、1対1の会話が出来ないとは到底思えないのです。よく単語を並べるだけだって意思疎通はできる、といいますが、その通りで、実際日本人よりもよほどブロークンな文法を使っている人達の英語でも、所謂コテコテのジャパニーズイングリッシュよりは分かりやすい、と言われてしまう。つまり、文法のまずさは、日本人の英語が理解してもらえない原因の主たるものではない。

つぎに2番。

発音が悪い。それはその通りなんですが……。
ここで、発音とは、どの発音のことを言っているのか、が問題だと思うのです。
母音、子音、以上! だったら、 半分どころか1/4しか正解ではない、と、私は思います。
こちらの経験で得た私の感触では、日本人が発音で気をつけなくてはならない順番は次の通りです。

  1. 息の使い方

  2. アクセントの位置

  3. 子音の正確さ

  4. 母音の正確さ


母音は一番下、なのですよ! (笑)
つまり、わかってもらえないのは、発音が悪いからでも、文法がヒドイからでもなくて、アクセントと息の使い方が全くなってないからだ、というのが私の現在のところの印象です。
これは、私の実体験から得た教訓です。
そして、Nativeに分かって貰えるアクセントと息の使い方(これらは多分同時にくくるべきかと思いますが。つまり、アクセントは息を沢山つかうことによって付けるので)を習得するには、それ専用の腹筋が必要なのです。

非常に分かりやすい例について、 サポートセンターへの電話のかけ方でも少し触れたのですが、サポートラインでの自動音声認識プログラムがあります(苦笑)。 
United Airlineは、サポートセンターに電話すると自動音声に繋がって、メニューを選ぶのに、先方が指定した単語を発音させられるのですね。
これで、当初本当に苦労しました。
実は、私は、母音の正確さについては、少々自信があったのです。というのは、幼稚園時代に、近くにアメリカ人のお母さんが居て、英語を習っていたので、日本人が不得意とされる母音も殆ど正しく出せるのです。まあ、不勉強が祟って、全ての知っている英単語で正しい母音が使えているかと言われたらキッパリNoなのですが、少なくとも、相手から言われた言葉をリピートするのはほぼ正しく出来ます。

それなのに、自動音声プログラムは、私の英語を理解してくれなかったのです!!!

なんどやっても、"Sorry, I cannot understand you. Please say...."です。 わりゃ、機械のくせしてワシをなめとんのか!!! (涙)。

直前に言われた通り、たとえば、「Reservation」 とか、「Milleage summary」 とか、そういう単語を繰り返して喋るだけのことが、音声認識プログラムに認知出来るレベルで出来ない、と思い知らされたときには、流石にショックでした。あまり何度やってもダメなので、少々ムカつきながら、それでも一度だけ、これでもか、というほどアクセントを強調して喋ってみたのです。アクセントを強調するというのは、音の高さを上げるのではなくて(日本人はこれをやりがち)、息をアクセントの頂点にぶつける感じで沢山使う、ということです。

そうしたら、ちゃんと理解してくれたじゃないですか!

その時は、こんなオーバーな発音をしなくちゃ分からないなんて、自動認識プログラムもなってないな、と思いましたが、暫くこちらで暮らすうちに、それが全然オーバーでないことが分かってきました。
そのオーバーなアクセントを自由に使いこなせるようになって、暫くした頃、仕事のコラボレータの一人に「XXX(私の名前)の英語は、もの凄く聞きやすい、日本人の英語はいつもとても聞き取りにくいものだが」と褒めていただきました。発音は昔と変わっていないし、しょっちゅう間違えているのですけれどね、未だに(笑)。

彼は所謂英語のNative Speakerではありませんでしたが、そんなことはどうだっていいのです。
我々は、国際語としての英語を学ぼうとしているわけで、国際人に理解してもらえれば良い。Nativeにはもしかしたら少々聞き取りにくいかもしれない(つまりNativeからは聞き返される)英語でも、ドイツ人やイタリア人なら分かってくれる、ということは非常によくあります。
そういう意味では、日本語の教育は、あまりにも英語、米語に偏りすぎているとも感じます。英語しか接したことのないアメリカ人に分かって貰える英語を話そうと躍起になるより、もう少し、世界で話そう、くらいの気構えの方がいいのではないでしょうか。

ただ、問題は、その世界の人からも、「ジャパニーズ・イングリッシュ」は分かりにくい、と非常に高い頻度で言われてしまうことで、これはやはり、ただ馴れの問題、方言の問題では済まされない、と私は考えます。その大きな因子が、発音そのものではなく、日本語特有の息の使い方にあるのじゃないだろうか、そしてそれをそのまま英語に持ち込もうとするところに無理があるのじゃないか、というのが、現在のところの私の考えです。

長くなりそうなので、今日はこのへんにして、息の使い方、アクセントについては次のエントリーで紹介したいと思います。


(理系のための)分かってもらえる英語を喋るための一考察 2 アクセント
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by lily_lila | 2008-02-10 09:04 | 渡米生活...英語 | Comments(2)
Commented by Ken☆ at 2008-02-10 12:01 x
ああ、やっぱり、そうかぁ〜。思い切りうなづいてしまった。
合唱やって腹筋がついてくると同時に、単語を聞き返されることが少なくなってた。ラテン語・ドイツ語ばかりで、英語の曲なんて1つもなかったのにねぇ。腹筋の支えと息の速さによるアタックって、こんなに重要なのねと思った次第。
Commented by lily_lila at 2008-02-10 12:40
Kenさん、お早いコメントでびっくりです!!! 有り難う!
てか、うちのサイト、コメントつかないから余裕で見逃すところでした(爆)

そう、色々考えたんですけどね、結局「息の使い方が全然違うんだ!」って分かったときに、すごくシンプルな問題だと気付いたんですよ(^^;)
要は、歌でやってることをそのままやりゃいいだけなんだ!って。。。

これ、合唱団の人集めの宣伝になりませんかね?(笑)
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