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渡米生活日々の備忘録。
by lily_lila
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もう少し日々のツブヤキに近い内容はこっちに移動しました。
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「the Gerden of Ethel」
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ウサギは、家に連れてきて最初の2週間以内に体調を崩す可能性が高い生き物です。飼う前にご一読を!
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メール自動転送でスパムブラックリストに載るかも、という話
ある非営利団体のドメイン、ウェブ管理を引き継いだのですが、引き継がれた当初から、問題がありました。
それは、その団体のドメイン付きのメールアドレスからメールを送ると、ほとんどの受信者(のメールサーバ)から「送信サーバはスパムブラックリストに登録されているので、受け取りません」と拒否される、という問題です。
非営利団体ですからイメージも大事なのに、メール送信元がスパム認定されているというのは非常にまずいですし、そもそも大変不便です。

まあ、なんでこういうことが起きるのかというと、要するに、うちの団体が借りているサーバのユーザーの中に、スパムメールをバラまいている輩がいる、という話です。
意図的にやっているかもしれないし、知らないうちにアカウントを乗っ取られて、誰かにいいように使われているかもしれません。
…とまあ、ここまでは大抵の方がご存知だと思いますが、実はこれに加えて、第三の可能性がある、という話です。

で、おそろしいことに、多くの人が、自分でも知らないうちに、この「第三のケース」に当てはまっているおそれがあるのです。

それは、「自動転送設定」。

自分が運営しているドメインのメールアドレス宛に来たメールを、問答無用でgmailなどのフリーメールや、自分のプロバイダアカウントに転送、とかやってませんか??

もし、ドメイン宛に来たメールに大量にスパムメールが混じっていると、そのスパムメールも、gmailやプロバイダメールに転送されます。
ところが、最近は、メールサーバー側で迷惑メールを判断する機能を提供することが多くなりましたね。
gmailやyahooメールでも、勝手にスパム判断して迷惑メールボックスに突っ込みます。
しかし、これを消すときに、わざわざ自分のドメインから転送されたものだけ「スパムではない」とチェックしてから消す人は、どのくらいいるでしょうか?

多くは、そのまま放置して自然にサーバーに消されるのを待つだけでしょうが、ここに問題があります。
それは、そのスパムメールは、自分の運営するドメインから転送されてきた、という事実と、それが「迷惑メールである」と認定された、という事実です。
そうすると、その転送メールを受け取るメールサーバー側としては、そのドメインが結びつけられているレンタルホスティングサーバをスパマーと見なし、自社のブラックリストに追加してしまいます。
とくに数が多い場合は、トラフィックを妨害するとして、公開スパムブラックリストへの掲載も考えるかもしれません。
一度そうなると大変です。これらの公開スパムブラックリストは、多くのプロバイダメールも参考にしていますので、これまで普通に相手に届いていたメールも、途端に届かなくなります。
勿論、同じホスティングサーバをレンタルしている全てのユーザーのメールが、同じ憂き目に遭いますので、大変迷惑をかけることになります

「ちょっと待てよ、なんで転送屋を捕まえるんだ、本当の送信元を割り出してそっちを登録しろよ!!」

…と、まあ、思いますよね?
ところが、それは難しいのです。それは、ひとつでも別のサーバー(この場合、自分で借りているホスティングサーバ)を経由してしまうと、メールのヘッダを書き換えることは可能だからです。
というわけで、基本的には、スパムメールのヘッダー情報は、直前のサーバーまでしか100%信頼できないのです。

なので、「クソスパマー、死ね!!!」と中指おっ立てる前に、自分が借りているレンタルホスティングサーバから、大量のスパムを他社メールアドレス宛に転送していないか、我が身を振り返る必要があります。


と、まあ、なんか知ったようなことを書いていますが、実は私もお恥ずかしながら、この話知りませんでした(汗)。
とにかく、現在管理しているドメインからのメールが他社POPサーバに跳ね返されてしまうので、借りていたホスティングサーバのサポートに、この状況をなんとかしてもらえないか、何度も頼んでみました。

しかし、返答は「共用サーバなのでそういうことは起こり得る。こちらもブラックリストに載ったら、解除申請を出しているので、数日たったらまた試して欲しい」と言うばかり。
勿論数日待ってみたけど、まったく変化はありません。そもそも原因となっているスパムを止めないで解除申請しても、またすぐにもとの木阿弥です。
それで、ためしに、「まだ契約期間が残っているから、御社の持っている別のサーバーに引っ越しできないか」と聞いてみたのですが、「どこに引っ越しても同じことは起こり得る」というだけで何の代替案もナシ。
金とってるサービスなのにそれでええんかい!! と思いますが、まあ、それがアメリカクオリティです。

それで、ブチキレてもうサーバー引っ越しする! と決意し、他のサーバの候補を探していたところ、arvixeのサポートフォーラムでこんな記事をみつけたわけです。

>http://forum.arvixe.com/smf/resellers/blacklists/
このなかの、

The problem with these blocks is that it is based on customer complaints and the complaints that we receive are 99.9% forwarded emails that clients forward through email forwarding. i.e. when a spam email comes to their account on our servers and gets forwarded to their other accounts (through email forward), those ISP's considers our server as source of spam instead of the original server.

これを読むと、少なくともArvixeに「スパムを送っている」として報告されたスパムメールの99.9%が、実はArvixeのサーバから直接送られたものではなく、どこかから送られてきて、Arvixeのサーバーから別のメールアドレスに転送されていたものだ、ということが読み取れます。
つまり、この場合、「誰か意図的にスパムを送っている悪いやつがいる!」という認識は、完全に間違いだ、ということです。
実際に、このページの上の方に、ピッツバーグ大学のメールサーバーが、これが原因でスパマー認定された件についての事例が上げられています。

というわけで、スパムはどうせメーラーで迷惑メールボックスに行くからいいや、なんて放置せずに、やはりサーバーのスパムフィルタで徹底的に切らなくてはなりません
そういうことが怖くてできないアカウントは、基本方針として他所のサーバーに転送はしない、ということを徹底する必要があります。

また、独自ドメインにきたメールで、存在しないメールアカウントに来たメールは受け取らない(SMTP更新時にエラーを返す)設定にしておくのも大事です。

まあ、そのほかにもArvixeのサポートの返答は色々行き届いていたので、結局引っ越し先はArvixeにしました。(もしどうしてもスパム問題が解決しなかったら、別のサーバへの引っ越しや、問題を特定して解決後にサーバのIPを変更するとか、色々対策を講じてくれるらしい。)
いまのところ、快調です。
実際の引っ越しの手続きについては、以下の記事で。

アメリカでホスティングサーバを借りる(サーバ引っ越し)



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by lily_lila | 2015-05-09 03:57 | wordpress,web | Comments(0)
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