アメリカのお店(のレジ)でよく聞く英語
2011年 02月 12日
私が知らないだけか?
まあ、とりあえず、もうすっかり耳慣れてしまったけれど、最初来たときは意味分かんなかった英語例文集です。
[マクドナルドなどのファストフード店のレジで」
"For here? to go?"
ここで食べるか、それとも持ち帰りにするか、という質問です。日本でよく使う「テイクアウト」はまず通じないと思って間違いないです。一生懸命そう言ったら、「Take away」か? と逆に質問されてしまいました。
[スーパーマーケットのレジで]
"Paper or plastic?"
なんのこっちゃい、ですよね(笑)。これは、買った品物を詰める袋を、紙袋にするか、ビニール袋にするか、と聞いているのです。
こちらのスーパーは、リサイクルして何度も使ってもらうための紙袋と、所謂日本でいう「レジ袋」の両方を置いているところが殆どです。
ちなみに、「ビニール(vinyl)」という単語はこっちでは殆ど使いません。日本の感覚でビニールっぽいものを表現したければ「プラスチック(plastic)」です。
なので、ビニール袋は"plastic bag"です。
サランラップも、"plastic wrap" です。
"Credit or Debit?"
こちらはカード社会ですので、レジで現金を使うこともあまりありません。
それで、カードを出すと、こう聞かれます。
というのは、こっちの銀行カードにはデビットカード機能がついているものがほとんどだからです。
クレジットカードの普及率と同じくらい、デビットカードも使われているわけですね。
ところで、この「デビットかクレジットか」という質問は、必ずしもカードの種類だけを聞いている訳ではありません。まあ、クレジットカードはクレジットカードとしてしか使えないのですが、デビットカードは、クレジットカード的な使い方が出来ます(引き落としは即時行われるので、勿論正確にはクレジットではないんですが)。
「クレジット」と言えば、カードを使用した後のサインを求められます。
「デビット」と言えば、暗証番号を入力するよう求められ、サインは必要ありません。
ところで、関係ないですが、こちらに来た当時、この"Credit"が満足に発音出来なくて随分悔しい思いをしました。
まあ、コテコテジャパイングリッシュで「クレジット」といっても、二者択一だから分かってはくれます。
しかし、Nativeの綺麗な発音を聞かされたあとで、舌っ足らずに「くれぇでぃっと」に繰り返すのは、やっぱり情けないじゃないですか。
で、この発音の練習のために、ひたすらクレジット決済ばかりしていた時代があります(笑)
今は、……まあ、カンペキじゃないですが、最初よりはずっとマシな発音が出来るようになったかな(笑)。
"Would you like cash back?"
これは、日本人だったら知ってないと絶対意味わかんないです。
「え、お金返してくれるの?!」ってつい思ってしまいますが、、、
これは、デビットカードが即時決済カードであることを利用した一つのシステムで、銀行の口座に引き落とせる残高があれば、品物の購入時にcash backを頼んで現金を間接的に引き出すことが出来るのです。
つまり、10ドルの買い物をしたとして、現金がないので40ドルほど財布に入れておきたいと思ったとき、このcash backで40ドルお願いします、と言えばいいわけです。
そうすると、お店の人は、10ドルの買い物の金額+40ドルで合計50ドルをデビットカードに請求します。
つまり、日本だったら、時間外に銀行からお金引き出したら、手数料とられたりするのに、アメリカではタダでスーパーマーケットからお金が引き出せるわけですよ!
これは、実に想像以上に便利です。
ただし、殆どのスーパーは上限値を決めていて、精々50ドルくらいまでですが。
もっとも、アメリカでそんなに現金持ち歩いていたら危険なので、そのくらいで十分なんですけれどね。
あと、勿論、この技は基本的に借金であるクレジットカードでは使えません。
銀行発行のデビットカードを使用して、"Credit or Debit?"と聞かれたら"Debit"と答えなくては、キャッシュバックはできません。
"Did you want a receipt?"
これは、意味は文字通り「レシートどうしますか」なんですが、時制が面白いな、と思って挙げてみました。
(ちなみに、"Would you like a receipt?" と聞く人もいます。多分こっちの方が丁寧な言い方でしょう)
目の前に客がいて、今まさにレシートがレジから打ち出されている最中なんですが、こうやって過去形で聞かれます。先の"Would you like cash back?"も、"Did you want cash back?"と聞く人もいます。
日本人の感覚だったら、これは間違いなく現在形だろうと思うのです。むしろ過去形だと、「あ、レシート必要でした?」みたいな感じになって、なんか失礼な感じがしますよね。
現在形なら、「今お客様のご意見を尊重致します」ってニュアンスが出るじゃないですか。
ところが、アメリカでは、ここは大抵過去形なんですよ。
こういった場面の決まり文句みたいですね。
もしかしたら、過去形で喋った方がちょっとだけ丁寧なニュアンスになる、とかあるのかもしれませんね。Will ~ をWould ~で言った方が丁寧な感じになる、みたいに。
このほか、お店のレジで必要な知識は、たとえば小切手の書き方とかいろいろあるんですが、まあそれは別エントリにして。
私の師匠が昔教えてくれた店で困った英語も思い出したので、付け加えておきます。
[レストランで]
"Soup or Salad?"
これは結構よくネタになっている英語かもしれません。
セットもので、スープかサラダか、どちらか選んで下さい、という意味なんですが、これが、かなりの確率で、"Super Salad"に聞こえるんですよ……。
で、スーパーサラダとは、なんともアメリカらしいサラダだ、と「それ下さい」というと、また同じ質問を聞き返されてしまう、と(笑)
なので、そう聞かれたら、スープかサラダのどっちかを選んで下さい(笑)。
今思いつくのはこのくらいですが、また何か思いついたら書き足します。